開催日
2015年 3月14日 土曜日時間
14:00〜17:00
会場
大阪港区近隣センター第四集会室
前半
(14:00〜15:00)
講演テーマ
「境界線」
〜アサーティブについて学ぶ〜
アサーティブ(Assertibe)の訳語で「自己主張」するという意味です。
しかし、自己主張と言っても、自分の意見を押し通すということではなく、
自分や相手の権利を侵害さず、対等な立場で、敬意を込めて表現することを
意味します。
境界とは
あなたとあいて・身体・感情・責任・モノ・こと・時間などが含まれます。
境界がゆるすぎる・もしくは、境界が無いとどうなるでしょうか?
自分が誰かに支配される。もしくは、自分が誰かを支配していても
全く気づかない関係性を築いてしまいます。
一心同体の関係こそが最上の愛情と思い込み、
逆に境界があることが、愛情の欠如・冷たい・寂しいとさえ
感じてしまいます。
このテーマを選んだ理由は、
これまで定例会にご参加いただいたご家族やカウンセリングでご相談に
こられるご家族の共通の特徴であることに気がつきました。
「当事者が相手の境界を何も考えずに土足で入り込んでくる・・・
どうしたらいいですか?」
当事者に攻撃されないために、「やめさせる」工夫を知りたいのですが
どうしたらいいですか?
「限界設定は怖くてできません・・・」
ご家族の共通のお悩みです。
相手の攻撃を止めさせる手段・・・
実は、やめさせる、とめることも誰にもできないのです。
何故なら攻撃・暴力を止めるか止めないかは「本人にかかっている」からです。
では、どうすれば攻撃や暴力に対象できるのでしょうか?
それは、「どう自分を守るか?」を知ることが必要なのです。
また、知るだけでなく、守るための行動も必要なのです。
つまり自分を暴力や攻撃から守るのは
相手ではなく、(自分自身にかかっている)のです。
親子だから苦しむこどもを何とかするのは当たり前?
夫(妻)だから妻(夫)を管理するのは当たり前?
自分が苦しくても、犠牲を払って相手のためにやってあげることは当たり前?
暴力を受けても耐えることが愛情?
自分を守ることが「悪いこと・罪悪感」を感じる。
そのように感じておられるご家族実はとても多いことに気づきました。
もしかしたら、
ご家族ご自身も幼少期にご両親・祖父母・教育者から・会社の関係者から
「自分を犠牲にして相手に尽くすことが美徳」として
養育されてきたの(かも)しれません。
自分の境界を知り、守ることができないと、
実は、相手の境界を守ることもできないことが多いと言われています。
また、(自分自身の)境界を守れないと、
対処法である「限界設定」について学んでも
恐ろしくて応用することができません。
自分が酷く攻撃されることが分っているからです。
言い換えると、自分を守る手段が分っていないからなんです。
なので、ご家族の皆さんに「気づいて」もらいたいのは
攻撃を止めさせることではなく
(直に止めることができれば、それはBPD障害では有りません)
攻撃から自分の身を守ることが大切であることに「気づいて」
いただくことが大事であることを知っていただきたいと思います。
それで、
「境界線」について今後お話をしてゆきたいと考えています。
ファシリテーション
BPD家族会代表・心理カウンセラー 奥野栄子
(植村医師もご参加いただく予定です(交渉中))
(15:00〜17:00)
関西家族会アドバイザー
神戸労災病院医長
植村太郎医師と共にBPDの対応について話し合う
(先生参加予定(確認中))
会場アクセス
大阪港区近隣センター第四運集会室
最寄り駅 地下鉄中央線 「朝潮橋」下車 徒歩8分
入舟公園のそば
港中学校のそば
住所
〒552−0014
大阪市港区八幡屋1丁目4番20号
参加費
お一人さま 4000円
定例会申込み先アドレス(事務局)
●カウンセリング申込み
3月14日(土曜日)第四会議室
10:00〜11:00
11;00〜12:00
12:00〜13:00
17:30〜18:30
18:30〜19:30
お一人さま
1時間 3000円
2時間 6000円
カウンセリング申込先