先日(10月2日)開催の「基礎クラス」は、たった1週間という短い募集期間にもかかわらず
大変多くのご家族にご参加いただきました。ありがとうございました。
BPD家族会で初めて『オープンダイアローグ』を取り入れた「基礎クラス」でしたが、
当初はとまどっていらした方も徐々に慣れて、時間が足りなくなるほどでした。
そこで、再度「オープンダイアローグ」を含む「基礎クラス」を急きょ開催することにいたしました。
★「オープンダイアローグ」については、本ページ後半の解説をご覧ください。
とはいえ、「基礎クラス」の開催時間は17時まで(完全退室)と決まっておりますため、
いつもあわただしい解散となって申し訳ありませんが、
今後ともスムーズな運営にご協力いただけますよう、よろしくお願いいたします。
前半の『基礎講座』に関しましても、2016年上半期とは異なる新たな内容をご用意しております。
9月26日、27日に国立精神研究センターにて参加した
自殺予防・相談支援者研修(自殺予防総合対策推進センター)で得た情報を踏まえた、
最新の対応方法や考え方をお伝えできればと考えております。
初参加の方はもとより、受講2回目、3回目の方のお申込みもお待ちしております。
BPDへの理解を深めるために重要なこの機会を逃さず、一緒によい学びの場を作りましょう!
※ BPD家族会の定例会(勉強会)に参加を希望される方は、BPD家族会ホームページの
「お知らせ」コーナー 10月3日更新分の『BPD家族会 定例会 受講システム』を、
必ずお読みいただいた上で、お申込みください。
【関東定例会/基礎クラス】
10月16日(日) 14:00〜17:00 (受付 13:30~)
第1部 14:00~15:20頃
「基礎講座」 講師:奥野栄子(BPD家族会代表)
=内容:『境界性パーソナリティ障害(BPD)基礎講座
~感情調節に苦しむ当事者に対して家族や周囲ができること~』
(休憩10分)
第2部 15:30頃~17:00
「グループワーク(オープンダイアローグ)」
=内容:小グループでのディスカッション、質疑応答によって講演内容の理解を深めます。
★「オープンダイアローグ」については、本ページ後半の解説をご覧ください。
【会場】
代々木オリンピックセンター センター棟 105号室
(東京都渋谷区代々木神園町3-1)
●電車の場合/小田急線「参宮橋」駅下車 徒歩約7分
東京メトロ千代田線「代々木公園」駅下車 徒歩10~12分 ※少し距離があります
●バスの場合/京王バス
新宿駅西口(16番)より渋谷駅行 「代々木5丁目」停留所下車 徒歩約1分
渋谷駅西口(40番)より新宿駅西口行 「代々木5丁目」停留所下車 徒歩約2分
【受講料】
基礎クラス受講料 2000円
※初めてBPD家族会の「定例会」に参加いただく方は、開催当日に受付で2000円をお支払いください。
※過去に「実践クラス」を受講する際、未受講分の「基礎クラス」受講料2000円を前払いされた方は、
今回開催当日のお支払いはありません。ただし、メールでお申込みいただく際に、
前払いした「実践クラス」の受講日を必ずお書きください。
※「基礎クラス」を過去に受講されたことのある方が、繰り返し受講していただくことも歓迎しております。
受講ごとに2000円をお支払いいただきます。また、今後「実践クラス」を受講される場合も、
その都度のお申込みと受講料のお支払いがありますのでよろしくお願いいたします。
【申込み方法】
下記の「必要事項」をご記入の上、必ずメールでお申込みください。
●「10月16日 関東・基礎クラス 参加希望」と明記してください。
●申込み者のお名前(必ずご記入下さい。ペンネーム可、イニシャル不可でお願いします)
●あなたの立場(例・母、父、妹、パートナー、専門家<医師、看護師、心理士、福祉士など>)
●当事者の立場(例・娘、息子、母、パートナーなど)
●未受講分の「基礎クラス」受講料を支払い済みの方は、前払いした「実践クラス」の受講日を
必ずお書きください。
【参加対象者】
●BPD当事者を支援している立場の方(家族・パートナー・専門家など)
*当事者のご参加はご遠慮ください。
【キャンセルについて】
●10月9日(日)23:59メール着信まで受付。10月10日(月)以降のキャンセルは全額負担となります。
*欠席される場合は必ずご連絡ください。キャンセル可能日以降にキャンセル、または欠席された方は
振込支払でご請求させていただきます。振込手数料をご負担ください。
*一旦お支払いいただいた受講料の返却、および他のクラスの受講料への振り替えはできません。
【ご注意ください】
*BPD家族会に入会金はございません。
*本クラスを欠席される場合は必ず、事務局までメールでご連絡ください。
一旦お支払いいただいた受講料の返却、および他のクラスの受講料への振り替えはできません。
当日支払い予定の方が、キャンセル・欠席された場合は、銀行振込で全額をご請求させていただきます。
振込手数料をご負担ください。ご了承ください。
【申込み受付 事務局メールアドレス】
BPD家族会事務局 講演会・ワークショップ・定例会申込み受付メールアドレス
bpdfajimu@yahoo.co.jp
※BPD家族会は、電話/FAXによるお問い合わせ、お申込みを受け付けておりません。ご了承ください。
お申込みをされたご家族の皆様、お気をつけてお越しください!
BPD家族会代表 奥野栄子
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応答されることが治癒につながる「開かれた対話」...
『オープンダイアローグ』とは?
会話をするだけで、薬を飲まなくても、精神疾患(障害)がかなりの確率で回復するといわれる、
フィンランド発の精神療法。
1980年代から西ラップランドにあるケロプダス病院で行われている「家族療法」のひとつです。
患者やその家族から電話を受けると、24時間以内に治療チームを組んで訪問し、ミーティングを行います。
場所は主に患者の自宅。参加者は、患者本人とその家族、親戚、医師、看護師、心理士、現担当医など、
患者にかかわる重要な人なら誰でもOKです。
――― そこで行われるのは、まさに「開かれた対話」。
輪になって座り、あらゆる発言が許容され、傾聴され、応答されることで会話をつなげていきます。
また薬物治療や入院も、必要に応じておこなう柔軟さがあり、そういう意味でもオープンです。
●対話の時間は長くても1時間半くらいで、無理に結論を出すことはない。
●すべての参加者は平等で、専門家が指示して患者が従う、といった上下関係はつくらない。
●患者本人がいないところでは何も決定しない。薬物治療や入院についても、本人を含む全員が
出席したところで話し合う。
●危機が解消するまで、通常は10~12日間、毎日のように行われる。
★BPD家族会で行われる「オープンダイアローグ」は、上記の手法を参考にして、参加されるご家族の
皆さまによる、ご家族の立場での「開かれた対話」を行います。徹底した守秘義務のもとに開催されて
おりますのでご安心ください。