数年前、アメリカ人の友人2人が、時期は異なりますが、来日しました。一人は、認知療法では著名な治療者で、もう一人はある著名な大学のコンピューター関係の学部のプロフェッサーです。外国の方が来るとお連れする定石で、伊勢神宮、京都のお寺、浅草の浅草寺などにご案内しました。このお2人の感想をきいて、随分と違うものだと思いました。
コンピューターのプロフェッサーは、クリスチャンですが、日本人が、いくつもの宗教を崇拝しているということに、すごく疑問を感じ、いろいろ質問したり、不思議がったりしていました。 認知療法の専門家は、私にI
found a good business といいます。賽銭箱を置いておけば、何もしないでみんながどんどんお金を投込んでいる、 こんな商売みたことない、私もこういう商売をしてみたい、とまあ、冗談でしょうが、そういう感想を述べていました。 浅草寺では、その境内に屋台が出ていて、派手やかな着物が安売りされています。 ちんどん屋のような衣装で、日本人ならまず買わないものでしょうが、 これがまたすごく安く売られているので、とても気に入って、たくさん買っていかれました。 1年程後に再度来日された時は、まず始めに浅草寺に行き、その安物の派手やかな着物を買い込みにいかれました。 理由を聞いたところ、アメリカにもって帰って、部屋の飾りにしておいたら、みんなが欲しがって、高く売れた。 それで今回は、たくさん買って帰るのだといっていました。彼は、本当にgood
businessを見つけたといって喜んでいました。
認知療法は、うつ病の治療にとても有効だということが分かっています。 またその他の疾患にも効果のある治療法といわれています。私どもでは、今後も認知療法関係の本を数多く出版していく予定です。 フィーリングGoodハンドブックなど、一般の方でも読める本もたくさんあります。 今回は、治療者向けの本を出版させていただきました。 治療者の方の治療技術が上がって、認知療法を受けに来る人たちのお役に立てることを願っております
。
|