こころのマガジン12月号
★2005年もまもなく終わろうとしています。 メルマガもこの1年間、順調に配信させていただきました。 貴重なご意見もいただきました。 皆様のご愛読を心から感謝しています。来年も、必要とされる情報、学んでいただきたい知識、などを皆様に的確にお伝えできるよう努力してまいります。



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最近の理解しがたい事件から

全く変わることのないテレビ報道。10年前も事件が起きると、悪者探し的、興味本位的な報道をしばらくして、その後、すっかり忘れたかのごとく梨のつぶて。最近は、頻繁に事件がおきるので、次々にスケープゴート探しをしています。間違った認識で報道番組を作って、問題解決どころか、問題をあおっているだけという、なんともお粗末な茶番劇 (どうも文が激しくなってすいません。憤慨しているので、ついつい攻撃的になってしまって)。

ここ数年の間にいくつかの殺人事件が起こり、加害者がアスペルガー症候群と診断されているケースがあります。テレビなどでは識者がでてきて、小さい時の親子関係、家庭環境、がうんぬん、と講釈し、家庭の養育の問題と決め付け、またアナウンサーもその調子で番組をすすめます。アスペルガー症候群の解説もまったくありません。この障害を持つ人は、親から抱かれることを嫌がることもあり、愛情をそそがれたとか、両親の間の関係がわるかった、などに影響を受けることは少ないと考えられています。 そうではなく、バトルロワイヤルなどの映画や暴力ゲームにはかなり影響を受けるようです。 事件の報道をみて、同じ事をするということもあるようです。 ただ、アスペルガー症候群について理解している精神科医もまだまだ少なく、いわんや、識者という人でこの障害に理解を持つ人はとても少ないと思われます。 テレビに出てくる識者は、まず何も知らないと思われます。 このため原因は家庭の問題だから、学校、政府、行政、の問題ではないということで、そこで終わってしまいます。 それでまた事件がおきて、この繰りかえし。何の進歩もありません。

ここ1、2年前から、アメリカでも研究が進められ、日本でも何人かの専門家がこの問題を指摘しています。 当社も、微力ながらこの障害の理解を広めるため出版物を出し、雑誌で特集も組んでおります。 行政はこれを家庭の問題としている報道機関に感謝していることでしょう。 何もしないで済むのですから。 今後、私たちのしなければならないことは、この障害について正しく理解していただけるように、いろいろな面から努力していくことだと思います。 

当社では、次のような本や雑誌の特集をしております。 ご関心をもっていただければ幸いです。


みんなで学ぶアスペルガー症候群
http://www.seiwa-pb.co.jp/search/bo05/bn510.html
虹の架け橋
http://www.seiwa-pb.co.jp/search/bo05/bn532.html

精神科治療学のアスペルガー特集
http://www.seiwa-pb.co.jp/search/bo01/bo0102/bn/19/09index.html
http://www.seiwa-pb.co.jp/search/bo01/bo0102/bn/19/10index.html


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