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星和書店
こころのマガジン
Vol.48 2007.1
  • 図書目録 出来ました!
    2007年1月までの新刊を網羅した 最新版図書目録が出来上がりました。 お近くの書店さんにご注文いただくか、 弊社営業部 までご連絡下さい。
 新刊書籍 next
★ 精神科の専門家をめざす
「精神科臨床サービス」自選集
福田正人 編著
四六判 並製 172頁
精神科の専門家をめざす
定価1,575円
本書は、精神科臨床における、患者のアセスメント、 治療計画の立案から、心理教育、カルテ記載、 統合失調症の生活障害の理解まで、精神科医の成長を 促すために必要不可欠な精神科臨床サービスの実践的な 内容をわかりやすく紹介。教科書には記載の少ない、 現場で本当に役立つ知恵・コツ・技が満載。巻末に、 手早く英語論文を読むための「英語論文の読み方」 を収録。
★ 精神科臨床を始める人のために
精神科臨床診断の方法
中安信夫 著
四六判 並製 80頁
精神科臨床を始める人のために
定価1,995円
精神科臨床に長年携わってきた著者が、 これから精神科を専門にしようとしている医師、 精神科診療を行う研修医や医学生に向けて 書きつづった臨床診断のためのテキスト。 「体験を聴き、症候を読む」という臨床姿勢を 貫いてきた著者が、 治療を見据えての診立ての方法、 プロセスを詳細に解説する。 初診での基礎情報の集め方、 状態像の特定法や記載例など、臨床経験から 導きだされた豊富な内容が満載。 また臨床の日々にある精神科医の思いを 書きつづった「雑感」を6篇収録する。
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  雑誌の最新号 next
こころのりんしょうa la carte
定価2,310円
季刊 精神科臨床サービス 第7巻1号
【特集】 学校における精神科臨床サービス
教育分野における不登校、学級崩壊、いじめ、 引きこもりなどの問題は、 単に教育の問題としてのみでは 解決が困難であり、 精神科臨床サービスとの連携が求められている。 本号では、 教育分野での精神科臨床サービスの現状と課題、 さらに今後の展望について特集し、教育分野での 精神科臨床サービスのより一層の発展を期した。
精神科治療学
定価3,024円
月刊 精神科治療学 第22巻1号
【特集】 今日の仕事・ 職場への精神科医の関わりI
勤労者の仕事内容や職場環境は, 社会情勢と関係して 大きく変化している。 本特集は,「仕事・職場の問題は 精神疾患にどのような影響を与えているか?」 「精神疾患は仕事・職場にどのような影響を与えて いるか?」という, 従来あまり検討されていない問題に 重点を置いて組まれた。日ごろ多くの勤労者を診療 している精神科医の臨床に示唆や指針を与える特集。
臨床精神薬理
定価3,045円
月刊 臨床精神薬理 第10巻2号
【特集】 痛みに対する精神科薬物療法
日常、 精神科領域で遭遇する「痛みの薬物治療」を特集。 慢性疼痛の診断、痛みの発生メカニズムを解説し、 身体表現性障害(疼痛性障害)、 うつ病に併存する疼痛、 線維 筋痛症、 がん性疼痛に対する治療と緩和ケアなど最新の 薬物療法を紹介。

物忘れを防ぐには?

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子どもの自殺が増えているか

新しい年2007年を迎えて、はやいもので、 すでに1月も半ばを過ぎてしまいました。 年初めからさまざまな恐ろしいニュースが 新聞やテレビ画面をにぎわしています。 昨年は、 子どもの自殺が大きく取り上げられました。 テレビなどでも最近子どもの自殺が増えている、 というような報道をし、 いろいろな人が画面に出てきて、 俄仕立ての勝手な意見を言っていました。 本当に子どもの自殺は増えているのでしょうか。 テレビ報道の仕方、 その影響も考えられないでしょうか。

35年ほど前、 昭和45年ごろも子どもの自殺が問題になっていました。 昭和48年に大原健士郎先生が 「ぼくは死にたくなかった」 という本を出版されています。テレビ報道は、 どのような意図でなされるのか、 考えさせられてしまいます。 昨年の暮れに起きたバラバラ事件ですが、 それが大きく報道されたあと、 遺体切断事件がいくつか起こりました。 手口、方法が事細かに報道されます。 放火犯が「火がぱっとつくと、 きれいでスカッとした」 と言っているという報道があると、 自分もしてみたい、 と次の放火事件を誘発することにもなりかねません。 放火犯に罪悪感がないこともあります。ただ単に、 火が燃えるのを見ているときれいだから、と。 このニュースをみて、触発される人が いないとはいえないでしょう。

お笑い番組の中でも、相手を異常にいじめる、 それをせきたてる、周りでそれをみて喜ぶ、 というような番組もあり、 それが高視聴率をとっているテレビ局が、 いじめ問題を考える、 というような特集を組んでいることもあります。 ビジネスの成功例は、 かなり自己矛盾を抱えているのでしょうね。 こころ病む多くの人たちに できるだけ貢献できるように、 本年も真摯に勉強をかさね、 出版企画を立ててまいりたいと考えております。 本年も何とぞよろしくお願い申し上げます。

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