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星和書店

【書店フェア情報】
東大赤門前近くの文光堂書店本郷店にて、精神医学フェアが開催中です(11月1日〜)。弊社書籍の他、月刊誌「精神科治療学」のバックナンバーも揃えていただいていますので、お近くにお越しの際はぜひ、お立ち寄り下さい。

【売れています】
動機づけ面接法6月に発売した「動機づけ面接法」が売れています。医師の方々はもちろん、ケースワーカーやセルフヘルプグループの方々にも好評です。ぜひ、ご一読を!

こころのマガジン
  新刊書籍 next

< アスペルガー症候群 > 論文集 
 [「精神科治療学」選定論文集 ]
「精神科治療学」誌にこれまで掲載されたアスペルガー症候群(障害)に関する26論文を収録。
現在は品切れとなっている号の論文を含め、資料的にも貴重な論文をそのまま掲載。重要文献が満載。
定価3,990円(本体3,800円) ISBN978-4-7911-0646-2 〔2007〕
B5判 並製 196頁
〈アスペルガー症候群〉論文集
< ADHD(注意欠陥/ 多動性障害)関連 > 論文集 
 [「精神科治療学」選定論文集 ]
〈ADHD(注意欠陥/多動性障害)関連〉論文集 	 「精神科治療学」誌にこれまで掲載されたADHD、ADD関連の33論文(座談会含)を収録。
現在は品切れとなっている号の論文を含め、資料的にも貴重な論文をそのまま掲載。重要文献が満載。
定価3,990円(本体3,800円) ISBN978-4-7911-0645-5〔2007〕
B5判 並製 288頁
認知療法実践ガイド:困難事例編 
[ 続ジュディス・ベックの認知療法テキスト ]
ジュディス・S・ベック 著 伊藤絵美、佐藤美奈子 訳
『認知療法実践ガイド・基礎から応用まで』の続編。認知療法の実践的テキストの決定版!
徹頭徹尾「現場の人」であるジュディス・ベックが、標準的な理論と技法だけでは対応しきれない多くの困難例への対応を平易な文章で解説。困難例を抱えた認知療法家に贈る実践的テキストの決定版。
定価4,725円(本体4,500円) ISBN978-4-7911-0644-8 〔2007〕
A5判 並製 552頁
認知療法実践ガイド:困難事例編
  雑誌の最新号 next
精神科治療学
定価3,024円
月刊 精神科治療学 第22巻10号
【特集】 精神科臨床における性機能の問題 I
「性」はQOLの重要な構成要素の1つである。近年,性の問題がそれほどタブー視されなくなり,精神科臨床でも取り上げられる機会が増えつつある。今号と次号では,性機能の問題とその対策について,専門的な事項および一般の精神科臨床において必要な事項をまとめた。
臨床精神薬理
定価3,045円
月刊 臨床精神薬理 第10巻11号
【特集】 期待される新規作用機序の精神科治療薬
創薬の世界ではすでにいくつかの新しいコンセプトの薬物が開発されつつある。本特集号では近未来に登場が期待されている新しい作用機序の抗精神病薬、抗うつ薬、抗不安薬、気分安定薬、抗てんかん薬、睡眠障害治療薬について第一線の研究者が紹介する。
季刊 精神科臨床サービス
定価2,310円
季刊 精神科臨床サービス 第7巻4号
【特集】 多職種チーム――私たちチームはどうすればうまく協力できるか
わが国でも包括型地域生活支援(ACT)や司法病棟におけるMDT(multi-disciplinary team approach)が広がりつつあるが、そこでの実践はさまざまなヒントを与えてくれるであろう。また普通の臨床現場でも、特定の職種や個人では対応しきれず、多職種チームによる対応が求められる状況が増えている。いま、職種を超えたチームとしての共通の関わりとともに、専門性を持った多職種チームの機能が求められている。本号がそれぞれの現場の実践に生かされることを期待したい。

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省略言葉は、コミュニケーションも省略

知らない人には暗号のような言葉が流行しています。KYといわれて、分かりますか。「空気読めない」ということだそうです。カタカナ言葉ですが、セクシャル・ハラスメントがセクハラ、モラル・ハラスメントがモラハラ、と新聞にも堂々と使われています。先日、モラハラでの裁判の判決がでて、テレビなどでも報道されましたが、かなりひどい罵詈雑言を被害者は浴びせられていたそうです。

先日、臨床心理の先生がたの集まりがあり、そこでも話題になりました。次のような例もモラハラになるようです。 ある臨床心理士「明日から、4日間、お休みして、旅行に行ってきます。」 その先輩「うらやましいね。こちらは、忙しくて休みなんかとれないね」 このような対応は、よく見られることで、心理の専門家でも、ついつい口にだしてしまうかもしれない、と皆さんうなっていました。 何を言ってもモラハラになるので、言葉を発しないようにしようとか、モラハラのリストでも作って覚えようとか、というのは、無理があるように思われます。

その人のコミュニケーションスタイルというか、相手に対する気持ちの持ち方が、相手の気持ちを害することになるようです。嫌味を言うのが得意技、という人もたくさんいます。テレビでも相手をさんざん傷つけて人気を博しているタレントも多々います。視聴者は、自分が傷つくわけではないので、この場面をみて拍手喝さいしています。人が傷つくのを見るのは、面白いと感じる人が多いのでしょうか。相手の頭をやたらたたくタレントも、とても人気があるようです。 他人を嫌な気持ちにさせる得意技を持つ人は、気持ちのベクトルが自分のみに向いているのでしょうか。モラハラ的な言動をする人たちを変化させるというのは、かなり難しいかもしれません。被害者というか苦しむ側がそれに対処する、というのが現実的でしょうか。精神療法やカウンセリングも効果的だと思いますが、現在の日本の医療状況では、絶対的に精神科の医師や心理療法家の数が不足しています。治療機関を訪れても、十分な時間を心の悩みの相談に割いてもらう事は、なかなか難しいと思われます。そこで、当社の本の存在意義が出てきます。

いやな気分が生じているときに、なぜ、とか、あれこれ悪者探しをしても、堂々巡りをしているようになって、悩みは消えてくれないようです。数学のように答えがあるわけではないので、悩みを頭で考えずに、悩みを風呂敷にでも包んで、箪笥にでもしまってしまうか、ゴミ箱に捨ててしまったらどうでしょうか。心の悩みの上手な対処法が、増井先生にお書きいただいた「こころの整理学」に分かりやすく書かれています。あれこれ悩む前に、一読をお勧めします。読もうか読むまいか悩む前に、まず一読を。何しろ、悩まないための本なのですから。

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