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星和書店
今月の新刊 next

認知療法・認知行動療法事例検討ワークショップ(2)

認知療法・認知行動療法事例検討ワークショップ(2)

現場で使いこなせる認知行動療法、待望の書!!

伊藤絵美、初野直子、腰みさき 著
A5判 並製 292頁 ISBN978-4-7911-0724-7〔2009〕
定価 2,940円 円(本体2,800円)

認知行動療法(CBT)の理論は、明快で非常に常識的である。しかし、目の前のクライエントにCBTをどのように活かせばよいのかということは、初学者にとって最も学びづらい部分である。書籍などによって、狭義の技法のハウツーや、協同的実証主義やソクラテス質問法、セッションの構造化など、CBTの基礎的な要素を知識として理解することは可能であるが、「どのように実践するか」を習得したことにはならない。臨床の現場でCBTを使えるようになるためには、まさに現場の事例から学ぶ必要がある。そこで計画されたのが「認知療法・認知行動療法事例検討ワークショップ」であり、本書はその記録をまとめたものである。「現場で使えるCBTを習得したい」人にとって必読の書である。


ACT(アクセプタンス&コミットメント・セラピー)をまなぶ

ACT(アクセプタンス&コミットメント・セラピー)をまなぶ

セラピストのための機能的な臨床スキル・トレーニング・マニュアル

ジェイソン・B・ルオマ、スティーブン・C・ヘイズ、ロビン・D・ウォルサー 著
熊野宏昭、高橋史、武藤崇 監訳
A5判 並製 628頁 ISBN978-4-7911-0725-4〔2009〕
定価 3,675 円(本体3,500円)

近年の精神療法の歴史を見ても、ACTへの関心の高まりは驚くほどである。ACTは、関係フレーム理論から情報を得て、言語がどのように機能し、それが人間の苦しみや悲惨さの増大につながっていくのかを探究している。また、ACTでは、ネガティブな思考や感情を除去すべき問題として治療ターゲットにするのではなく、個人の行動とその行動が起こる文脈に焦点を置いている。クライエントが言語に縛られず、心理的柔軟性をもって価値に基づいた生活を送れるようにアクティブに働きかける。 ACTを学ぶためには、実践、実践、そして良い情報が必要である。本書は、ACTの基礎を学ぶのに欠かせないワークブックである。豊富な事例を含む解説や実践エクササイズで、ACT臨床家として必要な姿勢や技法を身につけることができる。

  雑誌の最新号 next

精神科治療学
定価 3,024
月刊 精神科治療学 第24巻10号

特集: 発達障害者支援のこれから―自閉症とアスペルガー症候群を中心に―

自閉症、アスペルガー症候群をはじめとする広汎性発達障害の人たちへの支援はどうあるべきか?発達障害者支援法をめぐる現状と今後の展望,乳幼児期から成人期までのライフステージごとの支援のあり方,医療,福祉,教育,労働の各現場からみた支援について専門家が執筆。学際的チーム・アプローチが不可欠な発達障害者支援の現状を紹介し、今後リーダーとしての役割をさらに強く要請される精神科医が知っておくべき知識を網羅した、最新版。

臨床精神薬理
定価 3,045
月刊 臨床精神薬理 第12巻11号

特集: 新規抗精神病薬は精神科医療を変えたか

新規抗精神病薬は本当に精神科医療を変えたのか?この素朴な疑問に、第一線の医師が答える。精神科病院、力動的チーム医療、アドヒアランス改善、認知機能、副作用の軽減と新たな副作用の出現など、精神科医療へ及ぼした影響を鋭く抉る!

臨床精神薬理
定価 2,310
季刊 精神科臨床サービス 第9巻4号

特集:スペシャリストの知識と技術で腕をあげる

精神科臨床サービスが求められる対象も領域も広がるばかり……でも,オールマイティにこなせるはずもない,身近に「その道のプロ」がいるわけでもない,教科書にも答えは載っていない…… 本特集は,「知っておくといざという時使えるだけでなく,日常臨床の幅が広がり,深みが増す」技法のエッセンスと疾患・問題へのアプローチの要点を,名だたるスペシャリストが惜しげもなく披露した贅沢な1冊。「現場で役立つ臨床家」になるために!

臨床精神薬理
定価 6,195
精神科治療学 第24巻増刊号

精神療法・心理社会療法ガイドライン

精神療法・心理社会療法の基本的な考え方、各種技法について、編集委員会の総力を挙げた本邦初のガイドライン。わが国で実践されている各種治療技法を30 余紹介し、続いて精神障害別に各種の技法を網羅し、加えて、今日的な問題も踏まえ、希死念慮、がん患者、妊婦、AIDS患者、暴力の意図・殺意をもつ患者などへの対応や、さまざまなカウンセリング場面での特殊病態についても紹介。精神科外来、病棟ですぐに役立つ、実践に直結した簡便な指南書。精神科医のみならず、臨床心理士やコメディカルスタッフの方々にも役立つ。

※コラムは今回お休みです。

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