松田博史:核医学検査.精神科治療学,32(増刊号);65-69,2017. のp.65に掲載の図1、p.66に掲載の図2、p.67に掲載の図3、p.68に掲載の図4


図1 アルツハイマー型認知症のFDG-PETと脳血流SPECT

図1 アルツハイマー型認知症のFDG-PETと脳血流SPECT

FDG-PETと99mTc-ECDによる脳血流SPECT(ECD-SPECT)は同様の代謝・血流低下パターン を呈している。左側で目立つ両側の側頭頭頂葉皮質の代謝・血流低下がみられる。



図2 アルツハイマー型認知症の脳血流SPECTのコンピュータによる統計解析

図2 アルツハイマー型認知症の脳血流SPECTのコンピュータによる統計解析

easy Z-score Imaging System (eZIS)による統計解析の結果、左側で目立つ両側の側 頭頭頂葉皮質の血流低下に加え、後部帯状回から楔前部および左前頭葉での血流低下 が寒色系スケールで示されるZスコアマップで検出されている。



図3 レビー小体型認知症での脳血流SPECTおよび心臓交感神経シンチグラフィ

図3 レビー小体型認知症での脳血流SPECTおよび心臓交感神経シンチグラフィ

ECD-SPECTで後頭葉内側部の軽度の血流低下がみられ、eZISで後頭葉内側部の血流低 下が寒色系スケールで示されるZスコアマップで検出されている。心臓交感神経シン チグラフィでは心臓集積がみられない。



図4 アルツハイマー型認知症とレビー小体型認知症のドパミントランスポーター SPECT

図4 アルツハイマー型認知症とレビー小体型認知症のドパミントランスポーター
SPECT

線条体の特異的結合比(specific binding ratio: SBR)がレビー小体型認知症で低 下している。


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