笹林大樹,高橋 努,鈴木道雄:統合失調症の脳形態計測学的研究の変遷.精神科治療学,38(7);769-774,2023.


図1 関心領域法を用いた一連の研究から算出した,統合失調症患者における灰白質体積減少の特徴 (効果量マップ) (文献14を改変)

図1 関心領域法を用いた一連の研究から算出した,統合失調症患者における灰白質体積減少の特徴像


図2 表面単位形態計測法による統合失調症患者における大脳皮質厚および局所脳回指数の解析 (文献11と文献15を改変)
(上) 統合失調症患者において,健常対照者と比較して,大脳皮質厚の減少を示した脳領域
(下) 統合失調症患者において,健常対照者と比較して,局所脳回指数の増大を示した脳領域

図2 表面単位形態計測法による統合失調症患者における大脳皮質厚および局所脳回指数の解析



図3 ハーモナイゼーション前後の脳画像機種間差 (文献12を改変)
本邦の多施設共同ARMS研究において,4大学 (富山大,東京大,東邦大,および東北大) から収集した,それぞれMRIスキャナが異なる画像データをcombat法によってハーモナイゼーションした。Raw (補正前) と比較して,Harmonized (補正後) では,各データセットの成分がより混じり合っており,機種間差が軽減していると言える。

図3 ハーモナイゼーション前後の脳画像機種間差
Copyright©Seiwa Shoten Co., Ltd. All rights reserved. Seiwa Shoten Co., Ltd.