月刊 臨床精神薬理 第17巻11号(11月号) 2014年11月刊行

計算論的精神医学におけるNMDA受容体機能の意義と可能性

図1 fMRIを用いた脳領域間の有効結合の解析(Tan HY et al., 2012から引用)

左図の矢印に示されたように、メンテナンス課題と作動記憶課題では脳領域間の有効結合のパターンに違いが認められる。右図ではDCMにより採用された機能結合を丸で示してある。

図1 fMRIを用いた脳領域間の有効結合の解析



図2 安静時fMRIにて確認できる内在性ネットワーク(Lee MH et al., 2013から引用、一部改変)

左図にデフォルト・モード・ネットワークに関連する皮質部位と連絡する神経線維連絡を示す。右図はAにデフォルト・モード・ネットワーク、Bに体性感覚運動・ネットワーク、Cに視覚・ネットワークを示す。

図2 安静時fMRIにて確認できる内在性ネットワーク



図3 グルタミン酸とγ帯域共振の関連(Lally N et al., 2014から引用、一部改変)

Aの具象図形と抽象図形刺激では、Bのγ帯域共振(矢印)の出現に差が見られ、グルタミン酸/クレアチニン・レベルにも差が見られる。


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