関東・関西のご家族の皆様へ
まだ先ではあるのですが、
日本アディクション看護学会 リカバリートークが開催されます。
「リカバリー」と言われてもピーンとこないかもしれませんね。
少しご説明させていただきますね。
「リカバリーとは」
その人の姿勢、価値観、感情、目標、スキル、役割などが、
深いところで個人的にその人らしく変化していく
プロセスであり、疾患によってもらされた制限が生活の
中にあったとしても、満足感のある、希望に満ちた、
人の役に立つ人生を生きること。(Anthonb.1993)
「家族のリカバリー」
病気や障害や困難をもつ人々(本人にリカバリーのプロセスがあるように)、
(家族には家族のリカバリー)のプロセスがあり、それも尊重される
べきである。(学芸大学 助教授 福井里江先生 資料から引用)
このように、家族はついつい当事者のリカバリーばかりに集中してしまいますが
当事者のリカバリー(回復)が必要のように、家族も自分らしく生き、
のびのびと過ごすことは「とてお」大切であるという意味です。
年に2回~4回開催されるリカバリートークは
そんな困難な状況の中でどのように自分らしい生き方を見つけてきたか、
困難を乗り越えてきたか、それぞれの家族会の方々の貴重なお話を
お聞きすることができます。
そこに集まる方々もバラエティで、専門家、当事者、家族、看護学生、関心のある一般参加者
です。専門家だけでなく、地域に浸透させてゆき、障害の理解を深めていただく活動の
一環でもあります。
リカバリートークの環境はとても和やかで、共感と受容に包まれた素晴らしい環境です。
発表者だけでなく、参加者の皆さんもグループワークで語り合う機会があり(難しことはやりません)
語ることで、①互いの痛みを分かち合い。②語ることで希望を呼び起こす。③語ることで人生への
新しい見方ができる④私たちは主役ではない。⑤私たちは私たち自身のリカバリーの物語の主役である。
⑥物語はいつもきれいなわけではない。(まだ、まだ、BPDの対応に奮闘中の家族もたくさんいます)
⑦知らない人々に向けての方が語りやすい。(Cooper.LR、2012 学芸大学福井里江先生の資料引用)
こうして、皆が語り合うことで、力を得ることができます。この感動や癒しを限られた方々だけが
体感するのはもったいないと思いまして、是非家族の皆様にも体験していただきたいと思い、
昨年から家族の皆様にも募集をかけさせていただくことにしました。
応援団の人数が限られています。
6名~10名程度です。
今回、家族会のスタッフが参加できないので、お手伝いしていただける方を募集します。
BPD家族の応援団としてチームをまとめて下さる方。
司会進行役をお手伝いして頂ける方(各家族会の原稿を読んで紹介していただきます)
また、定例会終了後に懇親会も準備されていますので、懇親会にも出席したい方はご連絡ください。
急ではありますが、5月末までに応援団の人数を学会にお知らせしなければ
ならなかったのですが、連絡が来たのも数日前だったので、対応が間に合いませんでした。
積極的に申込んでいただければと思います。
日付
9月29日(日)
時間
午後14:00~16:00
シンポジウム
講演テーマ
「精神障害者家族による家族自身のリカバリートーク」
会場
目白大学国立埼玉病院キャンパス
最寄駅
成増駅か、大泉学園駅から、埼玉病院行きのバスに乗ります。
この度、統合失調症「もくせい会」
摂食障害(ポコアポコ)
BPDパーソナリティ障害(BPD家族会)
の家族の会からリカバリートークの発表致します。
ポコアポコさんの鈴木代表には4月にBPD家族会のグループワークトーク
でお越しいただき、大盛況でした!鈴木さんがこの度ご自身のリカバリーを
話して下さいます。鈴木代表がどのように困難を乗り越えてきて、現在のパワフルな
鈴木氏として変化したのか・・・お話を聞くのがとても楽しみです。
学会に報告しなければならないので、できれば6月1日~6月7日以内まで
応援団の応募致しますので、ご連絡お待ちしています!
ご応募の連絡先
事務局ではなく
BPD家族会 代表 奥野栄子