2013年の2月に第6回世界精神医学会
アンチスティグマ分科会国際会議が開催されました。
当時、林直樹先生が発表されたのは
BPD家族会にお配りしたアンケート調査内容の報告でした。
この度、林先生はこのアンケート調査を基にして
論文を作成することになりました。
第一回目に配布した、アンケート部数は142セット程配布
したのですが、回答は80余りでした。
80余りのアンケート調査の結果報告をアンチスティグマ国際会議で
発砲をされましたが、投稿論文にするには、少し部数が不足している
ということでした。
あと、60件〜80件ほど追加できれば投稿論文としてなりたつと
言うことでした。
そこで、ご家族の皆様に是非、アンケートにご協力いただきたいと思います。
(アンケート対象者)
2012年、11月〜2013年1月 第一次アンケートに答えて
くださった人は対象にはなりません。(既にカウントされています)
アンケートに協力をお願いしたい対象者
第一次のアンケートを受け取っているもののまだ、郵送して頂けていない方。
第一次アンケートを受け取っていらっしゃらない(新規ご家族)の方
にご協力をお願い致します。
現在、BPDの治療は日本国において、まだまだ発展途上にあり
残念ながら、7年前に比べるとBPDに関する認識度は高まってきましたが、
それでも、BPDに対する専門家の知識不足、偏見が浸透しているため、
なかなか治療に繋がらない状況が続いています。
また、残念ながら家族の苦痛の状態を全く知らないでいる
専門家も多いのが事実なのです。
皆さんのご苦労が理解されないことで
どんなに訴えてもその訴えが響かないことがあるのです。
そのような体験をされたことはありませんか?
これまで日本では、
BPDをテーマにした論文は数少なく、BPDについて扱う医師も
多くありません。
臨床を持たない専門家も非常に多いのが現状です。
(決して批判ではなく、現状を知っていただきたいと思います)
論文や講演や出版物を通して普及させる活動は
地道な活動かもしれませんが、こうした地道な活動が将来、
確実にBPD治療に普及してきます。
アンケート記入欄が多いので、手間がかかってしまい
面倒に感じるかもしれませんが、皆様のご協力が不可欠です。
BPD症状に悩まされ続けている当事者やご家族が大勢いるにも
関わらず、BPD家族会は日本国初と牛島先生が言っておられました。
この数十年BPDで悩んでいる家族がいたはずなのに、
家族会が発足しなかった理由を考えると、病気が病気だけに
問題も多く、時間の制限もあり、家族は疲れ切っているのだろうと思いました。
でも、
「誰かが何かをやってくれるだろう・・・」
助けを待ち続けても、問題は決して解決しないかもしれません。
ちゃんと声をあげて、行動しないと、状況は変わらないのです・・・
(残念ながら・・・ましてや、人気がない障害なので、なおさらです(涙))
アンケートはもちろん強制ではありません。
でも・・・
何とか今の状況を変えたいと思っていらっしゃる方には
是非、皆さんの声を専門家に届けていただきたいと
心から願っています。
家族会はご家族の皆様のサポートがあってこそです。
第二次アンケートを最初にお配りするのは
関西定例会です。
是非、関西の皆様。そして、今後関東のご家族の皆様にも
ご協力をお願いしたいと思います。
アンケートは家に持ち帰っていただいて、
ゆっくりご記入いただいてから、
同封してある切手を貼って郵送して下さい。
(ちなみに、アンケート・封筒・切手の準備は林先生が
準備してくださっています)
できれば、集約期限は決まっていないのですが、
なるべくお早目に7月〜8月半ばまでに郵送していただければ助かります。
何卒ご協力お願い申し上げます。
BPD家族会代表 奥野栄子