月刊
精神科治療学 第25巻09号
2010年09月
《今月の特集:「急性精神病」を再考する》
精神科医療とりわけ救急現場では最も中心的な治療対象の1つである急性精神病の特集。概念の歴史、診断、治療の現状、生物学的特徴など、急性精神病の臨床実践を紹介。さらに各論として女性、 器質性精神病、てんか ん、パーソナリティ障害、精神遅滞、心因、アスペルガー症候群と急性精神病の関係を取り上げた。症候論の少ない急性精神病にスポットを当て、その全容を明らかにし、明日からの臨床へ活かす必読の特集 !
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【特集】 「急性精神病」を再考する
- 特集にあたって
兼本浩祐
- 急性精神病の初期概念―bouffée déliranteを中心に―
濱田秀伯
- 急性精神病の操作的診断基準をめぐる諸問題
坂元 薫
- 急性精神病の諸経過
阿部隆明
- 精神科救急における急性精神病の診断と治療の現状
針間博彦、高橋克昌、反町佳穂子、他
- 急性精神病における非定型精神病の再評価
須賀英道
- 急性精神病の生物学的特徴
康 純、金沢徹文、堤 淳、他
- 女性と急性精神病
中山和彦、川村 諭
- 器質因による急性精神病状態
天野直二
- てんかんに伴う急性精神病状態
深尾憲二朗
- パーソナリティ障害における小精神病
柴山雅俊
- 精神遅滞における急性精神病
加藤悦史、兼本浩祐
- 心因によって誘発される急性精神病
西岡和郎
- アスペルガー症候群における急性精神病
菊地祐子
- 緊張病再考―Kahlbaumの原典を再び読む―
渡邉俊之
- 統合失調症と非定型精神病の病態生理の差異に関する仮説
菊山裕貴、川茂聖哉、堤 淳、他
研究報告
- 集団認知行動療法実施によるセルフスティグマの低減効果
下津咲絵、江村理奈、尾形明子、他
- アルツハイマー型認知症とうつ病の鑑別に行われる検査の評価―日常の外来で行うことができる検査を中心に―
熊谷 亮、山縣真由美、杉山秀樹、他
臨床経験
- Perospironeと気分安定薬の併用により病相予防が可能となった双極性障害の2症例
竹内 崇、西川 徹
カレント・トピックス
- フランスにおけるHikikomori概念
阿部又一郎、小林芳樹
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