月刊
精神科治療学 第28巻01号
2013年01月
《今月の特集:治療エビデンスに乏しい精神疾患に遭遇したときどうするか》
エビデンスに基づいて精神科の治療は行われているだろうか?治療エビデンスに乏しい精神疾患の治療では、自分のやり方を押し通したり密室医療になってないか?精神科医療では、エビデンスが豊富な典型例ですら、エビデンスに基づいた治療が行われているかは不明確である。いわんや、エビデンスの乏しい場合は?本特集では、日々遭遇するエビデンスに乏しい精神疾患に光を当て、現時点で考えられる最善の治療法をそれぞれの専門家が解説する。
JANコード:4910156070139
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■第9回「精神科治療学賞」発表
【特集】 治療エビデンスに乏しい精神疾患に遭遇したときどうするか
- 特集にあたって
仙波純一
- エビデンスを自分で調べる
仙波純一
- ケースカンファレンスの利用
宮岡 等
- 「先輩に訊く」ということの今日的意義—臨床疑問を解決するために—
田中 聡
- 統合失調症における抑うつ症状の薬物治療
渡邉博幸
- 強迫症状を伴う統合失調症
鈴木智崇
- 疫学的知見からみた急性精神病へのアプローチ
金原信久,渡邉博幸,伊豫雅臣
- 昏迷状態
鈴木一正
- 精神病性うつ病の治療
西多昌規
- 不安障害(パニック障害や強迫性障害)を伴ううつ病の治療
齋藤慎之介
- 気分変調性障害—疫学,病因・病態,臨床的特徴,治療について—
須田史朗
- 双極Ⅱ型障害の薬物治療ガイドライン
塩田勝利,齋藤慎之介
- てんかんにおける抑うつ状態に抗うつ剤は有効か—一つの小さなclinical questionからEBMについて考える—
兼本浩祐,星野有美
- 全身性エリテマトーデス(SLE)の精神症状に対する治療上のポイント
天野直二
- 器質性人格障害—概念・症状の整理と薬物療法—
堀川直史,棚橋伊織
- せん妄の治療
竹内 崇
- 薬剤誘発性急性アカシジア,遅発性ジスキネジアの対応と予防
中野輝基,稲見理絵,新井平伊
- 最新の知見に基づく遅発性ジストニアの対策と治療
中村 徹,福田麻由子,稲見理絵 他
- 選択性緘黙に対する心理療法と支援
大井正己
- 児童期の大うつ病性障害—思春期以降のうつ病と対比して—
岡田 俊
研究報告
- 頻尿・嘔吐恐怖の症候ならびに臨床経過に関する自験7症例の検討—頻尿・嘔吐恐怖は社交不安障害か,広場恐怖か?—
森山 泰,吉野相英,今坂康志 他
連載
〔学会発表の仕方〕(新連載)
- 第1回「プレゼンテーションの基本」
中前 貴,藤澤大介
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