月刊
精神科治療学 第28巻02号
2013年02月
《今月の特集:おとなのADHD臨床 I》
成人期のADHDはどのようなものか?近年、成人してから職場や大学等で不適応が表面化し、ADHDを疑って自ら精神科を受診するケースが増えている。一方、昨年、児童期ADHDの適応薬(atomoxetine)が、成人期以降に使用開始することを認可された。今後、ますます一般精神科医も成人期のADHDに対応する場面が増えるが、まだ十分コンセンサスが得られた障害とはいえず、また診断基準も途上で、過剰診断・過少診断のおそれもある。確かな知識と見識で成人例に潜むADHDを着実に見極め、的確な診断と治療をするために必読の特集。
JANコード:4910156070238
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【特集】 おとなのADHD臨床Ⅰ
- 特集にあたって
本田秀夫
- おとなのADHD臨床の動向
市川宏伸
- おとなのADHDの診断
齊藤万比古
- 成人期ADHDにおける併存と鑑別
渡部京太
- おとなのADHDの疫学調査
中村和彦,大西将史,内山 敏他
- おとなのADHDの心理学的評価
武田俊信
- 成人になって初めて事例化するADHDの臨床的特徴
星野仁彦
- 自閉症スペクトラム障害とADHD両方の特徴を有する成人例
米田衆介
- おとなのADHDとアディクション
朝倉 新
- おとなのADHDと統合失調症
赤間史明,松本英夫
- おとなのADHDとパーソナリティ障害
阿部隆明
研究報告
カレント・トピックス
連載
〔精神科医のためのてんかん入門連続講義〕(新連載)
- 第1回「若年ミオクロニーてんかん」
池田 仁
- 第2回「てんかんのある人と運転免許」
辻 富基美
〔学会発表の仕方〕
- 第2回「オーラルプレゼンテーションの仕方1」
内田直樹,原田康平
〔オピニオン〕
- 「べてる」に学ぶ
胡桃澤 伸
- 漫画「おざなり君」に見る現代の「うつ」事情
飯島幸生
〔知っておきたい症状用語〕
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