月刊
精神科治療学 第28巻07号
2013年07月
《今月の特集:軽症例に対する精神科薬物療法のあり方》
軽症例にも薬物療法は必要か?必要だとすれば、いつから開始すべきなのか?それとも、薬物を使わず、心理療法や社会療法で対応すべきなのか?こうした疑問に応えるべく組まれた特集。特に「軽症うつ病」は、広くコンセンサスが得られている診断ではないため、複数の著者の意見を提示した。また「軽症/前駆状態の統合失調症」については、告知の問題やいつまで維持療法を続けるべきかという問題にも触れている。他にも「双極性障害」「社交不安障害」「睡眠障害」など多くの精神疾患を網羅。軽症例へ適切な薬物療法を提供するために役立つ特集。
JANコード:4910156070733
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【特集】 軽症例に対する精神科薬物療法のあり方
- 特集にあたって
仙波純一
- 軽症うつ病の薬物療法を考える
張 賢徳
- 軽症うつ病に対する薬物療法の位置づけ―治療ガイドラインから見えるもの,見えないもの―
冨田真幸
- 軽症うつ病に対する精神科薬物療法
原井宏明,橋本加代
- 軽症双極性障害に対する治療のあり方
河村代志也
- 全般性不安障害の軽症例に対する精神科薬物療法
土田英人
- 軽症のパニック障害に対する精神科薬物療法のあり方
二宮友梨子,三宅誕実,宮本聖也
- 「あがり症」の薬物療法
永田利彦
- 軽症強迫性障害に対する精神科薬物療法
宍倉久里江
- 不眠と睡眠障害
田ヶ谷浩邦,袴田優子,村山憲男
- 軽症統合失調症の薬物療法
武本一美
- 精神病発症危険状態への薬物療法について
根本隆洋,水野雅文
- 発作頻度がごく少ないか,社会的影響の小さなてんかん発作
兼本浩祐,田所ゆかり,大島智弘
- 軽症のアルコール依存に対する薬物療法
吉村 淳,樋口 進
- 精神疾患に併存することの多い過敏性腸症候群とは
松島英介
- 更年期障害に対する精神科薬物療法
山田和男
- 緊張型頭痛に対する心身医学療法
臼井幸治,端詰勝敬,藤田欣也
研究報告
- プライマリケアにおけるうつ病診療の実態―「Collaborative Care(協同的ケア)」を実施するための予備調査―
安田貴昭,五十嵐友里,堀川直史
紹介
- マインドフルネス認知療法を理解すること―ヴィパッサナー瞑想体験録―
波多腰正隆
連載
〔学会発表の仕方〕
- 第7回「ポスタープレゼンテーションの仕方」
大久保 亮,大宮友貴,中野和歌子他
〔オピニオン〕
- 患者の自殺の救命措置を行った精神科看護師への職場における支援を阻害する3つの行動タイプと支援の在り方
木嵜育子
〔心に残る症例〕
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