月刊
精神科治療学 第28巻11号
2013年11月
《今月の特集:早期診断・早期治療の功罪》
精神障害を早期に診断し、早期に治療するために。早期診断・早期治療したほうが患者により多くのベネフィットをもたらす場合がある。一方、過剰な医療化をもたらし、必ずしも患者のためにならない場合がある。これらを精神障害別に、また特殊な状況別に取り上げた。過剰診断、多剤大量処方、医療費の増大を防ぐことにも役立つ特集。
JANコード:4910156071136
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【特集】 早期診断・早期治療の功罪
- 特集にあたって
宮岡 等
- 医療化の功罪
名郷直樹
- 統合失調症の早期徴候としての身近な仲間の中での「中心化(—局外化)」
岡崎 翼,加藤 敏
- 統合失調症の早期介入の功罪
斎藤 環
- 双極性障害の早期発見と治療
田中輝明
- 子どもにおける躁うつ病の早期発見の意義と課題
十一元三
- 身体疾患患者におけるうつ病の早期発見・早期治療
岸 泰宏
- 自殺念慮の早期発見と求められる対応
大塚耕太郎,酒井明夫,岩戸清香 他
- パニック障害の早期診断,早期治療の意義
塩入俊樹,市川直樹
- 認知症の早期発見と抗認知症薬の意義—薬物より自己肯定感回復の対応を—
上田 諭
- 摂食障害の早期発見と対応
田村奈穂,石川俊男
- 発達障害の子どもを早期発見・早期支援することの意義
本田秀夫
- 大人の自閉症スペクトラム障害啓発の功罪
井上勝夫
- 不眠の早期発見・早期治療の問題点
仙波純一
- 睡眠時無呼吸症候群の早期発見の意義
吉田 祥,神林 崇,清水徹男
- アルコール使用障害の早期介入
角南隆史,武藤岳夫,杠 岳文
- てんかんの早期診断・早期治療の課題
兼本浩祐,田所ゆかり,郷治洋子 他
- 解離性障害を早期に診断するということ
鈴木國文
- 早期発見・早期治療と疾患啓発・疾患喧伝
井原 裕
- 職域におけるメンタルヘルス活動—早期発見の意義と問題点—
鎌田直樹
- 教員における精神面の問題—早期発見の意義と問題点—
真金薫子
- 産後の精神医学的リスクと早期対応
永田雅子,本城秀次
研究報告
- 精神科外来患者における生活習慣および体重コントロールに対する意識調査
久保慎司,岡本龍一,川添貴裕 他
連載
〔DSM—5の真実〕
- 第4回「Krueger, R.F.ほか著“実証的に導かれたパーソナリティ障害の類型:DSM—5におけるディメンジョンとカテゴリーの架け橋”を読み解く」
黒木俊秀,岡本 宙
〔学会発表の仕方〕(最終回)
- 第11回「国際シンポジウムの開き方」
青山久美,加藤隆弘
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