月刊
精神科治療学 第29巻01号
2014年01月
《今月の特集:統合失調症の退院支援の進め方—17の視点と工夫—》
統合失調症の長期入院患者が地域で生活するための退院支援ツール集。長期入院を余儀なくされている統合失調症患者をいかに無理なく地域で生活できるよう支援するかが、いま精神科医療の喫緊の課題であり、本特集では実際のさまざまな取り組みを取り上げた。多職種・多施設の協働がポイントであり、日々の地道な実践に基づく支援のコツや工夫、課題の解決策が満載。退院支援の実践に役立つ特集。
JANコード:4910156070146
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■第10回「精神科治療学賞」発表
【特集】 統合失調症の退院支援の進め方—17の視点と工夫—
- 特集にあたって
渡邉博幸
- 総論:制度・システムからみた退院支援
水野雅文,山田紗梨
- わが国の長期在院者の現況と推移
立森久照,竹島 正,粟田主一
- 退院支援のための多職種チーム構築と実践—精神科医の立場から—
渡邉博幸
- 統合失調症患者の退院可能性アセスメント
中川与四郎,鈴木國文
- 退院のための薬物療法の工夫—単剤化・clozapine—
大下隆司
- 非定型持効性注射剤による統合失調症難治例への取り組み
金原信久,宗岡克政,木村 大 他
- 服薬自己管理の支援—薬剤師からの視点—
吉尾 隆
- 疾病管理とリカバリー(Illness Management and Recovery : IMR)の精神科病院への導入
吉見明香,加瀬昭彦,木村幸代 他
- 退院のための作業療法の視点—希望に添った重層的支援を行って—
太田光美,長尾喜代治
- 家族心理教育・家族支援の視点
白石弘巳
- 退院支援施策と精神保健行政の視点
野口正行
- 統合失調症の退院支援と住居プログラム—「治療共同体」から「生活共同体」へ—
堀川公平
- 地域移行支援がなぜ進まないのか—退院後の支援環境構築の視点から—
名雪和美,中山達也,伊藤綾香 他
- 統合失調症臨界期の回復支援サービス—訪問看護を中心とした取り組み—
竹中 央,石神弘基,吉村文太 他
- 長期入院患者への退院支援—LOCUS評価を活用した実践と課題—
伊藝 晋
- アウトリーチ推進事業の実践
太田克也
- 単科精神科病院での工夫—幻覚妄想が遷延化して,退院まで9年間を要した統合失調症患者の1例—
小松尚也
研究報告
- 「脱法ドラッグ」乱用・依存患者の臨床的特徴—乱用する製品の形状による比較—
谷渕由布子,松本俊彦,立森久照 他
臨床経験
- Blonanserinが強迫性障害に著効した1症例
大原 毅
資料
- 維持修正型電気けいれん療法の有用性—年間入院日数の検討から—
志賀弘幸,根本清貴,高橋 晶 他
連載
〔DSM—5の真実〕(最終回)
- 第6回「Narrow,W.E.ほか著“DSM—5における臨床的有意味性と障害閾値”を読み解く」
黒木俊秀,岡本 宙
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