月刊
精神科治療学 第30巻03号
2015年03月
《今月の特集:自殺予防と精神科臨床―臨床に活かす自殺対策―Ⅰ》
自殺対策の実践例が満載!わが国の自殺者数は年間3万人を下回ったとはいえ、まだ多数であり、精神医療が自殺対策に重要な役割を担うことは論を待たない。本特集は2号にわたり、現時点でのわが国独自の自殺対策の実践例に加え、海外の自殺理論や臨床実践を紹介。今月の特集Ⅰでは自殺予防の臨床に必要なエビデンスと理論を取り上げた。日常臨床における自殺対策のヒントが得られる特集。
JANコード:4910156070351
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【特集】 自殺予防と精神科臨床―臨床に活かす自殺対策―I
- 特集にあたって
松本俊彦
- 自殺のリスク評価における睡眠問題の意義―心理学的剖検から見えてきた自殺予防のヒント―
小高真美
- 自殺のリスク評価において何に注意すべきか
―警察庁データを用いたネットワーク分析から見えてきたこと―
白鳥裕貴,太刀川弘和
- 自殺のリスク評価において何に注意すべきか ―消防庁および地方自治体の自損行為データから見えてきたこと―
山内貴史,奥村泰之,白川教人 他
- 向精神薬の過量服用は安全なのか―監察医務院から見えてきた自殺の実態―
福永龍繁,谷藤隆信,鈴木秀人 他
- 自殺念慮のアセスメント―CASEアプローチ―
松本俊彦
- 対人関係理論に基づく自殺のリスク評価
松長麻美,北村俊則
- 自殺未遂者の初期介入で必要なスキル
山田素朋子
- 複合的自殺対策プログラムの自殺企図予防効果に関する地域介入研究NOCOMIT-J
大野 裕
- 自殺未遂者の再企図予防で重要なもの―ACTION-Jの成果からみえてきたもの―
平安良雄,河西千秋
- 若年者に対する自殺予防のヒント―英国と豪州における実践から―
勝又陽太郎
- 性的マイノリティの自殺予防
日高庸晴,古谷野淳子
- 自殺予防とメディア―ウェルテル効果とパパゲーノ効果―
太刀川弘和
- コミュニティにおける自殺予防因子を考える―自殺希少地域の研究から―
岡 檀
- 鉄道自殺の現状と予防策
松林哲也,澤田康幸,上田路子
- 宗教は自殺予防に資するのか―日本人と自殺―
島薗 進,堀江宗正
- 精神科臨床において知っておくべき自死遺族の心理とニーズ
白神敬介,川島大輔,川野健治
研究報告
- 人前での行為不安を訴える社交不安障害に対するベンゾジアゼピン系薬物およびβ遮断薬のas-needed useの治療経験
多田幸司
臨床経験
- 反復性短期うつ病性障害にlithiumとlamotrigine併用療法が奏効した2症例
大竹民子,松田明子,樋口鎮実
- 慢性疼痛に対して,duloxetineを使用した2症例
竹内大輔,小野壽之,長谷浩吉 他
連載
〔付添人の窓―弁護士の見た医療観察法―〕(新連載・第1回)
〔DSM-5をどう見るか?〕(第11回)
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