月刊
精神科治療学 第30巻08号
2015年08月
《今月の特集:抗てんかん薬と精神科臨床》
抗てんかん薬を適切に使いこなす!精神科医は近年、あまりてんかんを診ないが、新規抗てんかん薬の中には双極性障害や疼痛性障害、睡眠時随伴症へ適応拡大されたものもあり、一般の精神科医も使い方を習熟しておく必要がある。本特集では、抗てんかん薬ごとに、抗てんかん作用と副作用、薬理学的特徴に加え、気分調節剤としての役割、疼痛や睡眠随伴症状の緩和などにも触れることにより、個々の抗てんかん薬から精神科臨床を俯瞰した特集。主な抗てんかん薬の特徴を整理し、適切に使いこなすために必読の特集。
JANコード:4910156070856
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【特集】 抗てんかん薬と精神科臨床
- 特集にあたって
兼本浩祐
- 新しい抗てんかん薬と伝統的抗てんかん薬
兼本浩祐
- Lamotrigine
西田拓司
- Levetiracetam
辻 富基美
- Topiramate
大島智弘,田所ゆかり,兼本浩祐
- Gabapentinからみえてくる抗てんかん薬の適応拡大・オフラベル使用
谷口 豪
- 新規抗てんかん薬pregabalin
西原真理
- 新しい静注製剤(fosphenytoin・phenobarbital)
井林賢志,川合謙介
- Carbamazepine
伊藤ますみ
- バルプロ酸ナトリウム
立澤賢孝
- Clobazam
川崎 淳
- Phenytoin
加藤昌明
- Phenobarbital
原 恵子
- Ethosuximide
小国弘量
- Zonisamide
櫻井高太郎
- Clonazepam,diazepam,nitrazepam
原 広一郎
研究報告
- 持続性複雑死別障害(DSM-5での提案カテゴリー)とはなにか─事例提示と,本カテゴリーの検討─
清水加奈子,菊地千一郎,加藤 敏
臨床経験
- Lamotrigineにより薬剤性過敏症症候群を呈した統合失調感情障害の1例
安達 融,切目栄司,廣瀬智之 他
- 統合失調症患者のフラッシュバックに桂枝加芍薬湯と四物湯が有効であった一例
棟近孝之,鈴木 太
- 幻視を伴った統合失調症と脳梁欠損の併発症例
石川勇仁,石川博康,筒井 幸 他
連載
〔精神科治療:私の小工夫〕
- 粉砕処方による過量服薬の予防
高信径介,渡辺晋也,岡崎大介
〔付添人の窓─弁護士の見た医療観察法─〕(第6回)
- 却下決定後,帰宅旅費がどこからも出なかった例
服部弘昭
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