月刊
精神科治療学 第31巻01号
2016年01月
《今月の特集:ストレスチェック制度の義務化と職場のメンタルヘルス》
ストレスチェック制度の解説・決定版!従業員のメンタルヘルス不調を未然に防ぐ一次予防を目的として、従業員50人以上の事業所にその実施が義務づけられた。これにより、精神科医の活躍の場が大きく広がる。外部EAP等、すでに企業のメンタルヘルス対策に参入している民間企業との関わりも要注目である。本特集では、本制度成立の経緯、実施の実際、結果の解析、法的留意点、職場の環境改善への活用、主治医と産業医との連携、企業内リワーク・外部EAP・労災について、パワハラ・教職員・医療現場とメンタルヘルス、産業医の困ったこと、などを取り上げた。ストレスチェック制度を理解し適切に運用するために必読の特集。
JANコード:4910156070160
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【特集】 ストレスチェック制度の義務化と職場のメンタルヘルス
- 特集にあたって
渡邉博幸
- ストレスチェック制度義務化の経緯と課題
中村 純
- ストレスチェック制度を産業精神保健の中にどう位置づけるか
渡辺洋一郎
- ストレスチェックの実施・解析・活用
高野知樹
- ストレスチェック・面接指導における法的留意点
三柴丈典
- 職場の環境改善 ─メンタルヘルスの観点からどのように働きかけるか?─
大庭さよ
- 職場のメンタルヘルスに取り組むと職場の何が変わるのか? ─三次予防について,先行研究および事例から言えることは?─
新井万佑子,佐渡充洋,白波瀬丈一郎
- 主治医と産業医の情報をどのようにリンクさせるか? ─産業医から見た診断書の書き方の問題も含め─
笹原信一朗,大井雄一,宇佐美和哉 他
- 主治医は職場との連携をどのように進めていけばいいのか? ─診断書をはじめとする情報伝達をめぐって─
神山昭男
- リワーク(企業内リワーク施設)の実際
栗林正巳
- 外部EAP(Employee Assistance Program:従業員支援プログラム)との連携はどのように行うのか?
柿沼 充
- メンタル不調と労災
黒木宣夫,桂川修一
- パワーハラスメントとメンタル不調
三木明子
- 教員のメンタルヘルスの課題と取り組み
大石 智,宮岡 等
- 医療現場のメンタルヘルスの課題と取り組み
井上幸紀
- 精神科医が産業医として活動する際に求められること
廣 尚典
〔産業医の困ったこと(コラム)〕
- 見えざるリスクを見える化するための課題について─10年目産業医の苦悩─
塩田直樹
- 産業医の困ったこと
増田将史
- 職域の精神医学で気になること
宮岡 等,田中克俊,鎌田直樹
- 産業医からみて困ったこと
宮本俊明
研究報告
- リバスチグミンパッチ使用時の介護負担に及ぼす影響についての検討
小林直人
連載
〔オピニオン〕
- ベンゾジアゼピン注射剤のリスク管理問題─Flunitrazepam の注射剤に関する法的問題─
石川博康,猪俣良之
〔付添人の窓─弁護士の見た医療観察法─〕(第11回)
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