月刊
精神科治療学 第33巻05号
2018年05月
《今月の特集:医薬品の安全性情報を読み解く—添付文書と疫学データ読解講座—》
医薬品の副作用や安全性に関する情報を見逃さないために!精神科臨床に不可欠な薬物療法を行う上で、医薬品の副作用を最小限に抑え、有効性を最大限発揮するために、臨床医は日々、副作用や安全性に関する情報にアクセスし、知識をアップデートし続けなければならない。本特集では、様々な形で発出される安全性情報の読み解き方を平易に解説。さらに自動車運転、ベンゾジアゼピン依存、血糖値測定、妊娠・授乳などの臨床実務に直結するテーマや、副作用モニタリング、健康被害救済制度などの取り組みについて取り上げた。正確な情報を取り入れ、治療の最適化を図るための羅針盤となる特集。
JANコード:4910156070580
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【特集】 医薬品の安全性情報を読み解く─添付文書と疫学データ読解講座─
- 特集にあたって
渡邉博幸
- 医薬品開発における安全性評価の課題─新薬の承認直後に注意すべきことは何か?─
中林哲夫
- 医薬品の日常生活機能への影響─自動車運転技能を中心に─
岩田麻里,岩本邦弘,河野直子 他
- ベンゾジアゼピン依存に関しての添付文書改訂について
堤 多可弘,稲田 健
- 抗精神病薬使用時の血糖モニタリングの頻度はどう考えるべきか?
久住一郎
- 妊娠中・授乳中の医薬品の安全性評価
渡邉央美
- 医薬品の安全性に関する薬剤疫学データの読み解き方と注意点
稲垣 中
- 医療情報データベースを用いた医薬品安全性監視の可能性と限界
清水沙友里
- 疫学データの解析上の課題─製造販売後使用成績調査を題材として─
原田英治
- システマティック・レビューとメタ解析の読み解き方と留意点
中尾重嗣,中川敦夫
- 製造販売後の医薬品安全性監視(ファーマコビジランス)計画について─諸外国との比較─
西馬信一
- 製造販売後の安全性管理と情報提供のあり方
山中 潤
- 精神科臨床医が知っておくべき医薬品の安全性情報とリスク管理
鈴木映二
- 向精神薬の製造販売後調査の結果を臨床で活かすために
富田 克
- 精神科領域における副作用モニタリングのあり方─臨床現場でできる工夫─
菊地俊暁
- 医薬品副作用被害救済制度
岩崎麻美
- RWE(real─world evidence)としてのPMS(post─marketing surveillance)データの活用
大西 隆,小林久謹,金子隆志
臨床経験
紹介
- 複雑性悲嘆の診断および治療─コロンビア大学複雑性悲嘆センターでの研修報告─
清水加奈子
連載
〔オピニオン〕
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