月刊
精神科治療学 第33巻07号
2018年07月
《今月の特集:妊娠期・授乳期の向精神薬治療—母児への影響と使い方—》
向精神薬の服薬を継続しつつ妊娠・出産することが珍しくない今日、妊娠・出産・授乳期の投薬の指針が切実に求められている。本特集は、現時点での最新の臨床知見を整理し、添付文書では対応しきれない点に対して、有益な情報提供を目指した。単に各薬剤の妊娠期・授乳期における影響を解説するだけでなく、どのような点に留意して用いるのか、減量はどうするのかなどの“実践的な使い方”についてもまとめた。本特集が妊娠期・授乳期の向精神薬治療の貴重な指針として役立つこと間違いなし。周産期の診療に関わる精神科医、薬剤師、さらには産科領域の専門職の方々が治療方針や処方計画を検討する際に必読の特集。
JANコード:4910156070788
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【特集】 妊娠期・授乳期の向精神薬治療─母児への影響と使い方─
- 特集にあたって
渡邉博幸
- 妊娠・出産・授乳期の向精神薬の適正使用をどう考えるか
鈴木利人
- 妊娠・授乳期に関連する添付文書情報の読み方と問題点
濱田洋実
- 妊娠・授乳期の抗精神病薬の使い方
伊藤賢伸
- 妊娠・授乳期の抗うつ薬の使い方
小川 道,関 亮太,橋本 佐
- 妊娠期・授乳期の気分安定薬の使い方─最新知見をもとに─
渡邉博幸
- 妊娠・授乳期の抗不安薬,睡眠導入薬の使い方
根本清貴
- 妊娠・授乳期の抗てんかん薬の使い方
加藤昌明
- 妊娠中の下剤の使い方
小野義久
- 妊娠期における葉酸投与の意義と使い方
中島 研,八鍬奈穂
- 妊婦の向精神薬の薬物動態と処方設計
越前宏俊
- 向精神薬服用による出生児の合併症と神経発達への影響
伊藤直樹
- 授乳期の薬物動態の考え方
石井真理子
- 向精神薬の胎児への影響をどのように情報提供するか
渡邉央美
研究報告
- 嫉妬妄想と口腔内セネストパチーを合併した老年期症例─女性性と老いの観点から─
岡田剛史,小林聡幸,佐藤謙吾 他
- 心因性非てんかん性発作への集団認知行動療法の試み
倉持 泉,山口しげ子,村田佳子 他
臨床経験
- 易刺激性を伴ったミトコンドリア病の2 例
金田礼三,高坂 満,多田康剛 他
資料
- わが国における非定型精神病の経時的実態調査
金沢徹文,加藤悦史,川村 諭 他
自著海外誌論文の紹介
- ギャンブル障害における両価性尺度(PPAS)の開発
河本泰信
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