月刊
精神科治療学 第33巻10号
2018年10月
《今月の特集:認知症の診断と治療入門》
増え続ける認知症患者への対応は喫緊の課題。精神科医に寄せられる期待はきわめて大きい。認知症の診断と治療は日々進歩し、医療制度改革も繰り返し行われている。精神科医も常に知識のアップデートを図らなければならないが、本特集には、それらの最新知識が豊富に収録されている。さらに、認知症医療の中心であるチーム医療や、当事者への精神療法、告知後の心理的サポート、抗認知症薬の中止のタイミング、当事者の権利擁護など、精神科医が中心的役割を果たすべき課題も取り上げた。認知症医療の現場で必ず役立つ特集。
JANコード:4910156071082
【特集】認知症の診断と治療入門
- 特集にあたって
池田 学
- 認知症診療の基本
橋本 衛
- 認知症診療における神経画像検査
赤松正規,數井裕光
- 認知症診療における神経心理学的検査の基本
和氣大成,三村 將
- 認知症とうつ病の鑑別
門司 晃
- 認知症とせん妄の鑑別
八田耕太郎
- 認知症疾患における精神療法
繁田雅弘,稲村圭亮
- 認知症患者に対する薬物療法─抗認知症薬の使い分け,開始と中止のタイミング─
笠貫浩史,新井平伊
- 認知症治療に対する向精神薬の使い方と留意点
水上勝義
- 介護保険制度の基本的な考え方と介護サービス
本間 昭
- 認知症医療における認知症疾患医療センターの役割
内海久美子
- 認知症診療における精神科クリニックの役割
原田和佳
- 認知症診療における総合病院精神科の役割
熊谷 亮,一宮洋介
- 認知症診療における精神科病院の役割
繁信和恵
〔トピックス〕
- 若年性認知症の支援
朝田 隆
- 認知症者の権利擁護
齋藤正彦
- 認知症の自動車運転と中止後の支援
上村直人
- 認知症診療における公認心理師の役割・期待
黒滝直弘,篠原朝美,中村 祐
臨床経験
- LSD 類似薬のAL─LAD,ETH─LAD と思われる物質を使用し精神運動興奮状態を呈した青年の1 症例
谷本健一,宋 龍平,橋本 望
- 病棟薬剤師が担う連携機能─強迫症の入院加療における検討─
德谷 晃,向井馨一郎,前林憲誠 他
カレント・トピックス
連載
〔オピニオン〕
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