月刊
精神科治療学 第34巻11号
2019年11月
《今月の特集:精神科で見落とされやすい身体疾患》
精神科で見落とされやすい隠れた身体疾患に確実に気づくために——。本特集では、精神科で見落とされやすい身体疾患や病態について詳細に解説。橋本脳症、自己免疫性脳炎、神経梅毒など、特に見落とされやすい身体疾患を取り上げ、主に精神科医療の視点から「見落とさない方法」「診断のための検査」「精神科が行うべき初期対応」について最新の知識をまとめた。精神症状を診たとき、本特集で取り上げたような身体疾患に鑑別診断として気づく、柔軟で広い視野を持つうえで必読の特集。
JANコード:4910156071198
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【特集】精神科で見落とされやすい身体疾患
- 特集にあたって
宮岡 等
- 精神疾患としての橋本脳症
勝瀬大海
- 自己免疫性脳炎・脳症と精神症状
山田了士,高木 学,岡久祐子 他
- 可逆性後頭葉白質脳症(PRES)の精神神経症状と鑑別
臼杵理人
- 髄膜癌腫症による精神症状
梅村智樹,吉益晴夫
- 免疫チェックポイント阻害剤の副作用としての精神症状
貞廣良一,北野滋久,清水 研
- 膠原病における自己抗体と精神症状の関連
勝又康弘
- 梅毒─最近の精神症状の特徴─
本田 明
- 潜在性鉄欠乏とレストレスレッグズ症候群
工藤耕太郎
- 睡眠時無呼吸症候群の精神症状
山田尚登
- インフルエンザ脳症とインフルエンザ治療薬による精神症状
根本隆洋
- 非けいれん性発作重積状態─ NCSE 概念再構築のすすめ─
兼本浩祐
- 高齢者の薬剤起因性精神症状
小田陽彦
- HIV 関連精神障害
吉田哲彦
- ミトコンドリア病と精神疾患
中村雅之
研究報告
- せん妄およびせん妄ハイリスク患者へのベンゾジアゼピン受容体作動薬の使用回避を目的とした不眠時指示のシステム変更とその効果
山本和央,鷹屋 直,村田裕彦
資料
- 多職種チームによる個別介入とワークブックを用いた認知行動療法をワンパッケージ化したプログラムの実践─うつ病とアルコール問題を併せ持つ者への介入法の検討から─
髙木のり子,太田晴久,池田朋広 他
カレント・トピックス
- 米国における経鼻ketamine 製剤(esketamine)の発売
仙波純一
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