月刊
精神科治療学 第35巻04号
2020年04月
《今月の特集:大人のひきこもりや社会的に孤立しがちな人の精神医学》
大人のひきこもりや社会的孤立が近年増加している。「8050問題」として大きく報道されているように高齢化した親とひきこもる中年の子という家族も増えている。本特集では、統合失調症、認知症、高齢者の妄想状態、薬物依存症、ためこみ症、発達障害、などの精神疾患・精神障害を持つ方が、どのようなプロセスでひきこもりや社会的孤立に至るかをその領域のエキスパートが解説。さらに精神医学的支援のあり方や親のメンタルヘルスをどう支援するかなど、ひきこもりや孤立を多面的に描き出す。ひきこもりや社会的孤立への支援の手立てとなる必読の特集。
JANコード:4910156070405
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【特集】大人のひきこもりや社会的に孤立しがちな人の精神医学
- 特集にあたって
本田秀夫
- 中高年のひきこもりに対する精神医学的支援について
斎藤 環
- ひきこもりに関する日欧比較─フランスを中心に─
古橋忠晃
- 長期化するひきこもり事例の親のメンタルヘルスと支援
川北 稔
- 統合失調症発症の主たる誘因としての「社会的孤立」
石川真紀
- 孤立と暴力・反社会的行動
塚本千秋,耕野敏樹
- 発達障害の人たちが社会的孤立に至る要因
原田 豊
- 認知症の人たちの社会的孤立
澤 滋
- 高齢者の社会的孤立と妄想状態
久松徹也
- 薬物依存症と孤立
松本俊彦
- ためこみ症における社会的孤立
中尾智博,溝部太郎
- 知的障害者・発達障害者等の地域生活定着支援
古屋和彦
- ひきこもり当事者への働きかけ方─実存的危機から救う場づくり─
境 泉洋
- 長期ひきこもりに対する精神保健活動
小泉典章
- 家族基盤の弱い発達障害の成人例への支援─ひきこもりを中心に─
和迩健太,村上伸治
臨床経験
- 睡眠時無呼吸症候群を合併したレム睡眠行動障害の1例─臨床睡眠学的特徴─
伊藤 陽,徳永 純,吉田浩樹 他
- 繰り返す解離性昏迷に対しEMDR を中心とした心理療法が有用であった1例
倉持 泉,藤井良隆,畠田順一 他
Letters to the editor
- 根本による「インフルエンザ脳症とインフルエンザ治療薬による精神症状」について
宮内倫也
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