月刊
精神科治療学 第35巻08号
2020年08月
《今月の特集:精神科医に求められること・できること・すべきこと—周辺職種との棲み分け—》
コラム連載:COVID-19感染拡大防止の一環としての学校の一斉休校は子どもたちのメンタルヘルスにどのような影響を及ぼしたか? 児童精神科臨床からの報告。
特集:精神科医ができることは何か? 精神科医に求められていることは何か? 精神科医は何をするべきか? 今日、精神科医の関与を求められる場面が増えてきた。本特集では、不登校や職域への対応、周産期メンタルヘルス、プライマリケア医との連携など、精神科医が対応を求められる場面を取り上げ、実際に対応できるのはどの程度か、どこまで対応すべきか、周辺のどのような職種に協力や連携を求めるべきかなどについて、実際に関わっている専門家が詳細に解説する。
JANコード:4910156070801
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【コラム連載】新型コロナウイルス感染症(COVID-19)による精神科医療現場の変化
- 新型コロナウイルス感染症(COVID─19)感染拡大に伴う学校の一斉休校は,子どものメンタルヘルスにどのような影響を及ぼしたか?
本田秀夫
【特集】精神科医に求められること・できること・すべきこと─周辺職種との棲み分け─
- 特集にあたって
宮岡 等
- 精神疾患患者の地域移行支援─エビデンスと多職種・多機関連携─
山口創生
- 措置入院と予防拘禁
井原 裕
- 職域のうつ状態に対する精神科医の役割
高野知樹
- 親子保健で精神科医に求められること・できること・すべきこと・他の職種や機関との連携のあり方について─妊娠期からの切れ目のない支援を中心として─
立花良之,小泉典章
- 精神面の問題に対するプライマリケア医との連携
松崎朝樹
- 精神科医に求められること・できること・すべきこと─いわゆる適応障害や神経症の場合─
平島奈津子
- 学校での問題行動・不登校─精神科医にできること,すべきこと─
市橋香代
- 多職種と連携した思春期青年期の発達障害診療─精神科医に求められること,医師だけではできないこと,すべきこと─
原田剛志
- 発達障害を有する労働者の支援における産業医と精神科医の連携
廣 尚典
- 認知症のある人への協働ケアの中で精神科医ができること
大石 智,滝澤毅矢,姜 善貴 他
- 精神科リエゾンにおける連携─精神科リエゾンチームにおける精神科医の役割─
赤穂理絵
- 意思決定支援における精神科医の役割
貞廣良一,清水 研
- 地域自殺対策への精神科医の関与
河西千秋,成田賢治
- 一般病院における院内自殺対策
中島 勧
研究報告
- 喫煙と統合失調症患者の精神症状の関連に関する検討
大坪天平,熊田貴之,田中克俊 他
臨床経験
- インターネットの活用により記憶が部分回復し,身元が特定しえた全生活史健忘の1 例
兼久雅之,寺尾 岳
- 新型コロナウイルス感染症(Coronavirus Disease 2019:COVID─19)による重症肺炎に罹患し,入院治療した精神遅滞の1 例
福田陽明,正木秀和,林 栄治 他
カレント・トピックス
- コミュニティ強化アプローチ(Community Reinforcement Approach:CRA)─その物質使用障害に対する治療効果と嗜癖行動への応用可能性について─
Hendrik G. Roozen,佐藤彩有里,松本俊彦
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