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月刊

精神科治療学 第35巻09号

2020年09月

《今月の特集:一つ一つの精神疾患の病名や概念はどう変わってきたか》
コラム連載:スーパー救急を担う大学病院においてCOVID-19にいかに対応したか。現場からの報告。
特集:早発性痴呆から統合失調症へ、躁うつ病から双極性障害へ、神経症から不安障害群へなど、精神疾患の病名や概念は時代とともに変遷を遂げている。
そこには何か大きな理由があるはずである。本特集では、いわゆる理念型といわれる様々な精神疾患を主に取り上げ、どのようにその病名や構成概念が変化してきたかを解説。精神医学における様々な視点を知ることができ、操作的診断基準の隙間を埋め、目の前の患者を深く理解するために大いに役立つ特集。

JANコード:4910156070900

定価 3,190 円(本体2,900 円 + 税)

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【特集】一つ一つの精神疾患の病名や概念はどう変わってきたか
  • 特集にあたって
    古茶大樹
  • 早発性痴呆から統合失調症へ
    古城慶子
  • うつ病概念は死なず,ただ消え去るのみ─ニッポンのうつ病からmajor depressive disorder へ─
    大前 晋
  • 躁うつ病から双極性障害へ─両概念の構成過程に浮上した2 つの境界問題─
    佐々木雅明,大前 晋
  • 神経症から不安障害群へ─精神医学における不安概念の位置─
    鈴木國文
  • ヒステリーから変換症(転換性障害)へ
    江口重幸
  • 強迫神経症から強迫性障害へ─最近の動向も含めて─
    松永寿人
  • 心気症から身体症状症へ
    野間俊一
  • 摂食障害領域の疾患名とその実体
    西園マーハ文
  • 境界例から境界性パーソナリティ障害へ
    林 直樹
  • 精神病質から反社会性パーソナリティ障害へ
    原田隆之
  • 戦争神経症から心的外傷後ストレス障害(PTSD)へ
    岩井圭司
  • 自閉症概念の変遷
    髙橋 脩
  • LGBT への精神医学理解の変遷
    針間克己
  • 依存症から物質使用障害・嗜癖性障害へ
    松本俊彦
  • 「痴呆」と「認知症」について
    笠貫浩史

臨床経験

  • 持続性注射剤への併用薬を再考する─持続性注射剤で治療中に精神症状が再燃した患者に対してblonanserin 経皮吸収型製剤が有効だった3 例より─
    井上 悟,赤木孝匡

カレント・トピックス

  • ロボットを用いた自閉スペクトラム症者へのコミュニケーション介入
    熊﨑博一

連載

〔オピニオン〕

  • 精神科診断における病と症─とくに「うつ 」について─
    飯島幸生

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