月刊
精神科治療学 第36巻04号
2021年04月
《今月の特集:精神科におけるアウトリーチの勧め》
これからの精神科医療は患者のもとへ出向くアウトリーチ(訪問医療や訪問看護など)が求められている。精神科医療機関と連携して患者のもとを訪れる訪問看護ステーションの著しい増加はその一端を示している。そのため精神科医療関係者はアウトリーチについて学び、自身の臨床に取り入れていく必要がある。本特集は、アウトリーチを実践するにはどうしたらよいか、また、実践する上で見えてきたさまざまな課題とその解決策などが満載。これからアウトリーチを実践する上で必読の特集。
JANコード:4910156070412
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【特集】精神科におけるアウトリーチの勧め
- 特集にあたって
大石 智
- 「価値ということに自覚的になる支援(values─informed care)」の視点から
笠井清登
- 地域精神医療におけるケアのロジック─医療人類学的観点から─
狩野祐人
- アウトリーチが広がれば精神医療はよくなるのか?
高木俊介
- 多施設による精神科アウトリーチの実践に際して留意すべ7つのポイント
渡邉博幸
- 多様化するアウトリーチ─アウトリーチネットが目指すもの─
梁田英麿
- アウトリーチのエビデンスと質評価
藤井千代
- アウトリーチにおける医療倫理と医療安全
山口大樹
- 大学病院における多職種アウトリーチチームのススメ
石田匡宏,星野概念
- アウトリーチを立ち上げ実装するために地域で多職種連携を進める方法─診療所の立場から─
高野洋輔
- 精神科医と精神科訪問看護の連携─利用者と家族のニーズを明らかにしながら─
増子徳幸
- アウトリーチと地域におけるコンサルテーション・リエゾン精神医学
内田直樹,園田 薫,勢島奏子 他
- アウトリーチと支援の連続性─西成の子育て支援を例に─
村上靖彦
- アウトリーチにおける精神療法とチームマネジメント
山田知佳,平野明臣,大嶋正浩
- なぜ河川敷を歩かなければならないのか
熊倉陽介
臨床経験
- 急性期治療後3年間認知機能の推移を追跡した神経梅毒の一例
吉村有希,姜 善貴,緒方慶三郎 他
- 市販鎮静剤ウット®の長期乱用により多彩な精神神経症状と偽性高Cl 血症を呈したブロム中毒・依存症の1例
塚原 優,橋本 望,齋藤暢紀 他
- 一精神科医による強迫症(OCD)の罹患および治療体験の振り返り─主治医からの見解も交えて─
亀井士郎,吉田賀一,松永寿人
海外文献ジャーナルクラブ
- Kraepelin の精神科疾病分類に対する批判─1896〜1927年─
佐々木雅明,大前 晋
連載
〔オピニオン〕
- オープンダイアローグと中井久夫による「治療文化論」
水野智之,小俣直人,福元進太郎 他
訂正報告
- 「PBI(Parental Bonding Instrument)日本版の信頼性,妥当性に関する研究」(精神科治療学, 6(10);1193─1201,1991.)のPBI 質問表と点数表の訂正について
小川雅美
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