月刊
精神科治療学 第36巻07号
2021年07月
《今月の特集:行政や様々な公的機関等との協働—円滑な連携と関係構築のために—》
精神科医療機関と、行政や公的機関とでは、文化も価値観も立場も異なる。両者は協働する場面がますます増えているが、そうした違いをいかに乗り越えて協働・連携するか。本特集は連携と相互理解を模索してきた方々の貴重な経験が綴られており、職域間文化差が生じる要因と過程や、執筆者の実体験を開示しつついかにして職域間協働を行うかについての実際的な方法論と留意点を提言。これまで、大変重要でありながらも、あまり明文化されてこなかった職域間の協働におけるさまざまな極意や“鍵”、ティップス(tips)が含まれた、異色の力作揃いの特集。
JANコード:4910156070719
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【特集】行政や様々な公的機関等との協働─円滑な連携と関係構築のために─
- 特集にあたって─もうひとつの異文化理解に向けて─
岩井圭司
- 異文化としての行政機関─総論─
中島豊爾
- 精神保健福祉センターの歴史,現状,将来の可能性
竹島 正
- 福祉行政との連携
佐々木康栄,宇野洋太,内山登紀夫
- 児童相談所と精神科医との協働─医師の立場から─
亀岡智美
- 児童相談所から精神科医へ
藤林武史
- 災害時におけるメンタルヘルスケア─公的機関とよい連携を築くために─
前田正治
- 消防機関と精神科医療機関との連携
清水美砂子,高井美智子,上條吉人
- 教育行政(教育委員会)との協働─教育的な規範と行政的な規範とのバランス─
川上泰彦
- 医療と学校の円滑な連携─合理的配慮を中心に─
有賀道生
- スクールカウンセラーと精神医療との連携─まだ「連携」にはほど遠い実態から─
春原千夏
- 学校における重大事案を調査する第三者委員会委員としての精神科医の役割
野田哲朗
- 家庭の紛争と精神科医療
野守夏波子
- 検察官の要請に対する精神科医としての協力
茨木丈博,岡田幸之
- 精神科医と弁護士の連携・協働
河瀬 真
- 児童養護施設─子どもたちの心の病理と精神科医に期待される役割─
生地 新
- 精神科主治医と産業医との連携
谷川 武,遠藤源樹,和田裕雄
- 保護観察所─保護観察所と精神保健福祉センターが連携した新しい薬物依存症地域支援システム─
松本俊彦
- 保健所との連携と協働
杉山直也
臨床経験
- 双極スペクトラム障害の可能性を考慮した薬物選択により寛解が得られた老年期反復性うつ病の1例
的場祐二,宮川雄介,都 剛太朗 他
- 性的脱抑制行為を繰り返した認知機能障害を伴う高齢者の一例
小野 剛,姜 善貴,木村友彦 他
連 載
〔オピニオン〕
- 森田療法のすゝめ─精神療法(型)の習得のために─
川上正憲
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