月刊
精神科治療学 第36巻09号
2021年09月
《今月の特集:その後の自殺対策II—臨床に活かす自殺対策の展開—》
コロナ禍で女性と若者の自殺が急増するなど、わが国の自殺対策は喫緊の課題に直面している。2016年の自殺対策基本法改正以降、社会対策を重視する流れが強まる中、改めてメンタルヘルス対策の重要性を見直し、社会対策と協働する必要がある。本特集は、基本法改正以降のわが国の自殺対策の経緯と現況、課題について、社会的自殺問題と臨床的自殺対策の2号に分けて取り上げた。特集IIの今月号では臨床的自殺対策として介入法、リスク評価、自殺未遂者対策、ポストベンション、画像研究、医学教育、コロナ禍の自殺未遂者対応、がんや周産期、発達障害の自殺対策等について、現在考えうる客観的で最良の解説を網羅し、臨床的側面から自殺対策に取り組む執筆陣が対策を提言。一人でも多くの命を救うために必読の特集。
JANコード:4910156070917
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【コラム連載】新型コロナウイルス感染症(COVID-19)による精神科医療現場の変化
【特集】その後の自殺対策Ⅱ─臨床に活かす自殺対策の展開─
- 自殺予防における臨床的対応
張 賢徳
- 自殺予防の簡易な介入法
松原敏郎,中川 伸
- 自殺リスクの評価と対応
白鳥裕貴
- 自殺の再企図予防のための介入─これまでの知見,これからの課題─
稲垣正俊,河西千秋,山田光彦 他
- 「故意の自傷」の現在
松本俊彦
- 自殺予防の支援者のこころを守る─コロナ禍で生じる苦悩に焦点を当てて─
氏原将奈
- 医療安全とポストヴェンション─医療事故としての自殺と事故後のスタッフ・ケア─
河西千秋
- 神経画像研究からみた気分障害と自殺関連行動の最新知見
原田 舟,上村 永,松尾幸治
- 医学教育に自殺予防を取り入れる
堤 明純
- コロナ禍の自殺未遂者対応
衞藤暢明
- 難治性身体疾患と自殺予防
西村勝治
- がん医療における自殺対策
藤森麻衣子,原島沙季,内富庸介
- 周産期の自殺の実態と対策
立花良之
- 発達障害の自殺予防
渡辺慶一郎
- 社会的自殺対策を臨床に活かすための二,三の事柄
太刀川弘和
- その後の自殺対策の展望
松本俊彦
臨床経験
- 新型コロナウイルス感染症(COVID─19)感染後に急性一過性精神病性障害をきたした1例
福田陽明,大澤達哉,藤戸孝俊 他
資料
- 統合失調症患者の高校就学支援─精神科リハビリテーションの観点から─
武田隆綱
連載
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