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月刊

精神科治療学 第36巻10号

2021年10月

《今月の特集:子どもの精神科薬物治療について考える》
本特集は決して薬物治療を勧めているわけではない。
子どもの治療はまず、背景や環境、発達などを総合的に見て、その子に最適な治療は何かを評価し、そのうえで薬物がどうしても必要な場合に処方する、という姿勢が重要。特集前半ではそのような姿勢で治療に臨むことの重要性が伝わるよう、他の治療法や対応の必要性、薬物治療のリスクとベネフィット、多領域連携などを取り上げ、後半では薬物が必要な場合の具体的な使用の実際を疾患ごとに解説。子どもの精神科臨床の基本姿勢が学べるとともに、適切な薬物治療の指針となる特集。

JANコード:4910156071013

定価 3,190 円(本体2,900 円 + 税)

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【特集】子どもの精神科薬物治療について考える
  • 特集にあたって
    本田秀夫
  • 子どもの精神科臨床は薬物治療なしでどこまでできるのか?
    本田秀夫
  • 子どもへの薬物療法を実施するうえで踏まえるべき臨床精神薬理学
    岡田 俊
  • 児童青年精神科臨床における薬物治療のリスクとベネフィット
    村上伸治,森 祥子
  • 子どもに対する精神科薬物治療でみられやすい有害事象
    藤田純一
  • 児童青年期の向精神薬治療におけるインフォームド・コンセントとアセント
    高岡 健
  • 子どもにおける向精神薬の服薬について
    市川宏伸
  • 子どもの薬物治療と多領域連携
    大瀧和男
  • 子どもの統合失調症の薬物治療について
    吉村裕太,宇佐美政英
  • 小児・思春期のうつ病に対する薬物療法
    花田一志
  • 子どもの強迫症に対する薬物治療
    住谷さつき
  • 子どもの自閉スペクトラム症に対する薬物治療
    高梨淑子,宇野洋太
  • ADHDとその薬物療法に関する個人的見解
    山登敬之
  • 「キレる」子どもに対する薬物療法
    原田 謙
  • 子どもの睡眠障害に対する薬物治療
    岡﨑康輔,水井 亮,山室和彦 他

研究報告

  • ヌミノース体験を呈した大学生の一例
    渡辺慶一郎,松島公望,浦上涼子
  • 口腔内セネストパチーを示した激越性うつ病の6症例
    田中恒孝,宮坂義男,福永宏隆 他

臨床経験

  • 嚥下機能障害を併存したACTH単独欠損症による症状性精神障害の1例
    日野亮真,大盛 航,町野彰彦

カレント・トピックス

  • プレコンセプションケア
    根本清貴,菊地紗耶

連載

  • 〔脳波読解Q&A〕(第5回)
    兼本浩祐

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