月刊
精神科治療学 第37巻03号
2022年03月
《今月の特集:なぜ精神科医を志し、その分野を自らの専門としたのか》「
なぜ精神科医を志したんですか?」。質問される側には藪から棒に感じるが、聞く側にとっては切実な質問である。将来、自分はどんな精神科医になりたいか、今をどうすごせばよいか……。それを学ぶには、先輩たちの知識や技術だけでなく、個人史も聴きたくなる。診療後の夜の医局、あるいは酒席で酩酊の勢いを借りれば質問しやすく、また先輩も語りやすくなるが、コロナ禍でこの“夜の学び”はめっきり減った。本特集では、こうした夜の医局や酒席での語らいを誌上再現。様々な年代・専門分野の執筆陣が、なぜ精神科医を志し、その分野を自らの専門としたのかを語る「夜の精神科治療学」は一読の価値あり。
JANコード:4910156070320
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【特集】なぜ精神科医を志し,その分野を自らの専門としたのか
- 特集にあたって
松本俊彦
- 人間を生涯のテーマとする─深夜放送に誘われて─
井原 裕
- 私はなぜ精神科医を志し,認知行動療法を専門分野としたのか
大野 裕
- 個の感覚という専門性
尾久守侑
- 基礎と臨床,そして心理学と生物学の狭間で
加藤忠史
- 昭和的疚(やま)しい心がゆえに精神科医を目指したこと─そしてその是非─
兼本浩祐
- とある航海記
加茂登志子
- 息をするように精神科医となり,息を止める
香山リカ
- 医師になる迷いと精神科医への道
窪田 彰
- なぜ私は精神科医であることをやめずにいるのか
斎藤 環
- なぜ精神科医・生物学的精神医学/臨床精神薬理学を志したのか─自分史を振り返る─
下田和孝
- 多くの出会いに導かれて
田口寿子
- もし患者が精神科医になったとしたら,どんな診察になるのだろうか?
夏苅郁子
- 本流とはほど遠い児童青年精神科への道
本田秀夫
- なぜ精神科医となったのか,そしてなぜ強迫の世界の探究者を目指したのか
松永寿人
- 「自分のライフ・ストーリーを語る」ということについて
村井俊哉
- 精神科医療から医療政策へ─面白いと思うことをやるうちに繰り返す脱線─
吉村健佑
- 私が精神科医になったいきさつ─亡き人たちとの縁を振り返って─
渡邉博幸
〔特別寄稿〕
- 人生行動科学としての精神科医の仕事と人生─making of 人生とmaking人生─
笠井清登
研究報告
- 統合失調症の治療アドヒアランス─デイケアでおこなったフォーカス・グループ・ディスカッションからわかること─
古賀聖名子,小高文聰,塩路理恵子 他
カレント・トピックス
連 載
〔心に残る症例〕
- 長期間にわたって治療してきた双極性障害の1症例
武田隆綱
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