月刊
精神科治療学 第37巻09号
2022年09月
《今月の特集:表現活動と芸術療法》
芸術療法は、「絵」や「音楽」や「ダンス」などの表現手段によって言葉では説明できない心の世界や感情を形にする。このような表現活動により患者さんの心を知ることで適切な対応に結びつき、治療効果を発揮する。本特集では、表現活動としての描画、音楽、ダンス、箱庭、風景構成法、心理劇、詩歌、コラージュといったいわゆる芸術療法に加え、アール・ブリュットや病跡学まで取り上げ、表現活動の具体的な内容や評価の仕方などについてわかりやすく解説。薬物療法に偏りがちな今日の精神科臨床をより豊かにし、精神科医のみならず、心理士や看護師、作業療法士など、精神科医療関係者にも役立つ特集。
JANコード:4910156070924
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【特集】表現活動と芸術療法
- 特集にあたって
古茶大樹
- 芸術療法総論
三根芳明
- 人物画テストの実際とその比較からみる雨中人物画の特徴と適用について
中植満美子
- 家族画─動的家族画を中心に─
大和田攝子
- バウムテスト
佐渡忠洋
- スクィグル・スクリブル・描画連想法
牧瀬英幹
- 音楽療法
馬場 存
- ダンス・セラピーの理論と実践
鍛冶美幸
- 箱庭療法─その特徴と文化的背景─
河合俊雄
- 風景構成法─その原点と今日的活用の可能性─
高石恭子
- 表現活動としての心理劇─診断への活用─
横山太範,岡田哲也,本間可那子 他
- 詩歌療法─俳句・連句療法を中心に─
星野惠則
- アール・ブリュット
平野羊嗣,保坂健二朗
- 病跡学を奏でる
小林聡幸
- コラージュ─機序から本質を探る試み─
佐藤仁美
臨床経験
- COVID─19とせん妄─COVID脳症に合併するせん妄を中心に─
大谷恭平,三浦敦美,宮井宏之 他
資 料
- 通常学級で発達障害の子どもが困難に感じやすい場面における支援方法に関する学校教員と医師の意識の比較に関する探索的研究
山口美季,本田秀夫,篠山大明 他
カレント・トピックス
- 治療抵抗性うつ病に対するketamine治療メカニズムの解明─AMPA受容体PET研究─
内田裕之
連 載
〔
脳波読解Q&A〕(第11回)
兼本浩祐
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