月刊
精神科治療学 第38巻04号
2023年04月
《今月の特集:「臨床」精神病理学の実践的スキルの向上—心理検査に頼らない問診能力—》
患者さんの精神状態を正しく評価するためのツールとしての記述精神病理学をやさしく理解できる!操作的診断基準の普及により、抽出した表面的な特徴の組み合わせで診断をつけがちな今日の精神科臨床において、患者さんの精神症状を正しく把握するために精神病理学に基づいた観察が必要である。本特集では経験豊富な著者が患者さんとの具体的なやりとり、鍵となる質問、観察や評価のポイント等をわかりやすく解説。問診に必要な臨床精神病理学をわかりやすく学べる。
JANコード:4910156070436
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【特集】「
臨床」精神病理学の実践的スキルの向上──心理検査に頼らない問診能力──
- 特集にあたって
古茶大樹
- 主観的症状と体験をどのようにとらえ,共有するか
岩井圭司
- 了解する能力はどうやって向上させることができるのか
古茶大樹
- 意識状態の診たて方
兼本浩祐
- 思考障害の評価──形式面の異常を中心に──
玉田 有
- 知覚の障害の臨床的評価
針間博彦
- 見逃されやすい解離症の幻覚
柴山雅俊
- 妄想をどうやって問診から抽出するか,その鑑別はどのようなものがあるか?
生田 孝
- “自我”体験の異常のとらえ方
前田貴記
- 感情・気分の状態をどのように評価するか
大前 晋
- パーソナリティというものを知ること
白波瀬丈一郎
- 発達についての問診と評価──成人の自閉スペクトラム症を中心に──
清水光恵
- 高齢者の〈モノワスレ〉を診る・聴くことについて
笠貫浩史
- 依存症をどのように聞き出したらよいか
松本俊彦
- 問診から縦断的な経過様式をどうやって評価したらよいか
岡 一太郎
- 司法精神医学のなかの精神病理学
安藤久美子
- 臨床精神病理学と哲学との接点
村井俊哉
研究報告
- 注意欠如・多動症(ADHD)の併存あるいは特性が,成人強迫症患者の臨床像に及ぼす影響の横断的検討
宮内雅弘,向井馨一郎,橋本卓也 他
資 料
- 山梨県立北病院におけるLAI(Long─Acting injectable)パーシステンスに関する調査
田中康平
連 載
〔心に残る症例〕
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