年一回刊
治療の聲 第09巻01号
2009年
若くしてこの世を去った卓越した臨床家・安克昌氏。阪神淡路大震災で被災者のこころのケアに奔走し、また解離性障害治療の第一人者として活躍する氏の生き生きとした姿が、論文や著作からは窺うことができない氏の素顔とともに描かれる貴重な内容。また、中井久夫氏の特別寄稿「中井久夫、描画症例を語る―暗闇を歩く天使―」を収載。
ISBN:978-4-7911-7713-4
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- 特集にあたって
杉林稔
- 付――安克昌主要論文リスト
- [座談会]安克昌の臨床世界
杉林稔,田中究,岩尾俊一郎,岩井圭司,大山朗宏,胡桃澤伸,青山慎介,増元康紀
- 安克昌先生と私
中井久夫
- 安克昌君の存在を回顧する
山口直彦
- まず社会の品格と社会の正義とを求めよ――安克昌さんから学び続けたいこと――
川本隆史
- 国際トラウマ解離学会で安さんを想う
宮地尚子
- 「安さん」との時間
白川美也子
- 臨床の神が降りてくるのだ
高木俊介
- 安克昌先生,1995年,仙台
岡崎伸郎
- 安克昌先生のこと――神戸のこと,阪神大震災のことを思い出して――
吉岡眞吾
- 安克昌先生とのこと――夜空の星と内なる道徳律――
小川恵
- それはシゾフレニーから始まった
岩井圭司
- 安先生の言葉
胡桃澤伸
- 宿題
田中究
- [講演] 解離のルーツをたずねて~ジャネを中心に~
松本雅彦
- 「他者」に気づき関わるケア環境をマネージメントする
――6年間自宅に引きこもっていた少女から学んだこと――
葛西康子,土田佳織,小川裕佳,笠谷千尋
- トラウマからのプロセスという観点で,様々な病的状態の諸相を見直す
三好典彦,川本立夫
- 中井久夫,描画症例を語る――暗闇を歩く天使――
中井久夫