臨床精神病理 第34巻02号

2013年8月30日

招待席

• 精神病理/精神分析学と社会学のはざまで
  樫村　愛子

原著論文

• 抑うつ状態の鑑別診断における了解不能性の意義について
  熊崎　努、大前　晋、松浪　克文
• 言語性精神運動幻覚の症状形成過程―〈背景思考の発語化〉論―
  関　由賀子、中安　信夫
• 身体型対人恐怖の構造―存在の確信をめぐるラカン的パラドクス
  松本　卓也

日本精神病理・精神療法学会　第35回大会（博多）

• シンポジウム２「精神病理と脳」
  • 精神医学の科学性について
    村井　俊哉
  • 心因・内因・外因―Schneiderの太線を我々はかくもナイーブに飛び越えて良いのか
    兼本　浩祐
  • 知覚における主観と客観―“重ね描き”しえない事態と言葉
    鹿島　晴雄
  • 暗黙裡に作動する精神療法過程―プラセボ効果をふまえて
    加藤　敏
• ＜追加発言＞
  • 精神分析と脳科学―ミクログリアは『死の欲動』の起源か？
    加藤　隆弘

追悼

• 飯田眞先生追悼
  松浪　克文