臨床精神病理 第42巻02号

2021年08月30日

原著論文

• 境界性パーソナリティ障害における小精神病の精神病理–｢解離｣との異同をメルロ＝ポンティの＜身体論＞から検討する–
  三笠　雅也

研究の周辺

• 「絶対の他」のトポロジー――木村敏における「他なるもの」の契機
  清水　健信
• アンテ・フェストゥムとイントラ・フェストゥム――木村敏の時間論について
  清水　健信

日本精神病理学会 第43回大会（Web）

• まえがき――精神病理学から精神医学哲学へ
  井原　　裕
• Frickerの認識的不正義と精神科医療
  榊原　英輔
• 哲学的精神病理学の動機と意義
  和田　　信
• 患者のファントム身体は治療者の空想身体の上にどのように現れるか
  塩飽　耕規
• シンポジウムを終えて――精神病理学と「分かる」こと
  兼本　浩祐

• シンポジウムにあたって
  松本　卓也
• 精神分析の治療原理の探究と臨床精神療法構築
  新宮　一成
• 『セミネール』刊行と日本のラカン臨床，これまでとこれから
  菅原　誠一
• 具体的なものをめぐる思考
  十川　幸司
• 精神医学におけるラカンの場所
  西依　　康
• シンポジウムを終えて――ラカンからの距離
  鈴木　國文