どのようなアプローチを用いようとも、セラピーの上で最も重要なのは、クライアントとセラピストの関係性である。本書では、ひとりの人間として、専門家として、セラピストが積極的に自分自身を活かすためのトレーニングモデルを提唱。「自分を知る」、「自分にアクセスする」、「自分を調整する」というプロセスを経て、自分自身の弱さや葛藤体験を、クライアントのために、セラピーの資源として使えるようになる道筋を示す。精神療法、家族療法、対人援助に携わる人、およびその養成に関わる教員やスーパーバイザー必読の書。
ハリー・J・アポンテ、
カーニ・キシル 編著
福井里江 監修
小笠原知子、
大森美湖、
辻井弘美、福井里江 訳
定価 3,520 円(本体3,200円 + 税) A5判 並製 288頁
ISBN978-4-7911-1141-1〔2024〕