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こころのライブラリー (01)

こころとからだの性科学 (2001)(品切れ)

こころとからだの性科学
性同一性障害、セックス依存症、ピルの解禁、勃起障害など、性をテーマに近年の動きを収めた論文集。日本で最初の性別再適合手術を行なった医師らによる鼎談も収録した本書は、性とこころのかかわり、およびその多彩なありようを知るための必読書である。
深津亮他 著
定価 1,430 円(本体1,300円 + 税) 四六判 並製 156頁
ISBN978-4-7911-0444-4〔2001〕
品切れ
アマゾン楽天紀伊國屋


Contents

座談会 性同一性障害をめぐって  深津亮 原科孝雄 塚田攻
なぜ性同一性障害に関わるようになったか  
性同一性障害とは――二つの性がある  
なぜ倫理委員会答申・ガイドラインが出されたのか  
ブルーボーイ事件とガイドライン  
どのように診断を進めるか・診断基準  
どのように治療を進めるのか・第一段階の治療、精神療法とは  
第二段階の治療、ホルモン療法とは  
第三段階の治療、手術療法とは  
今後の課題  
ジェンダークリニック委員会  
GID研究会  
医療費・健康保険  
法的諸問題――名の変更・戸籍変更  
専門用語は  
当事者の役割――自助・支援グループの役割  
なぜ性同一性障害になるのか  

新時代のジェンダー概念
――男女二極モデルから多様性モデルへ  針間克己

セックス、ジェンダー  
性同一性障害、その医療化のはじまり  
体の性別と心の性別を一致させる治療  
門番としての精翠ネ医  
トランスジェンダー概念の誕生  
ジェンダーとしてのセックス  
同性愛をモデルとしての脱医療化  
当事者間のさまざまな考え  
変化する精神科医の関与方針  
日本における現状  
日本とピル  松本清一
ピルに関する最初の報告は日本で行われた  
日本でのピルの研究への取り組み  
ピル認可に対する日本政府の対応  
日本における特異な状況の発生  
低用量ピルの発展と日本の対応  
ピルに対する日本女性の意識  
バイアグラが世界に及ぼす影響  阿部輝夫
バイアグラの登場  
セクソロジー関連の国際学会  
EDの疫学調査  
バイアグラ発売後一年間の患者意識の変化  
バイアグラの有効例と無効例  
次世代のED治療薬  
セックス・カウンセリングの動き  金子和子
従来の分類と定義  
従来の定義で分類は可能か
  1.内診に関して
  2.痛みに関して
新しい定義の提案 
最近の性機能障害の傾向  
性治療の課題  
セックス依存症
  ――研究状況とトピックス  及川卓
性的欲望の「欠乏」と「過剰」  
  1.セックス依存症は、性的欲望障害か? その曖昧な位置付け  
  2.性的欲望の過剰状態とは? そのさまざまな状態像とその可能性  
セックス依存症の虚像と実像  
  1.セックス依存症は、セックスをエンジョイしているわけではない  
  2.セックス依存症は、性的にエネルギッシュではない  
  3.セックス依存症は、セックスでは満足できない  
むすび:セックス依存症と対象希求性

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