腕利きの心理療法家
クライエントのアウトカムを改善する効果的な臨床スキル
腕利きの心理療法家を、本書では「効果的なセラピスト」と呼ぶ。治療効果をもたらすことのできる心理療法家とはどのような人なのか。どんな特性や技能を備えていて、どのようなカウンセリングや心理療法をしているのか。外科医が手術数を積み重ねるように長年の臨床経験を積むことだけでは必ずしも効果的なセラピストにはなりえない。患者・クライエントとの対話が単なるおしゃべりになってしまったり、行き詰まったりしていたら、そこから脱するために必要不可欠な要素を本書の中から見つけることができるだろう。本書では、「援助関係」「治療スキル」「学習、研修、臨床科学」の三部構成で、特にさまざまな治療スキルについて重点的に解説。本書で学んで実践し、効果的なセラピストを目指そう!
ウィリアム・R・ミラー、
テレサ・B・モイヤーズ 著
原井宏明、
川島寛子 訳
定価 3,850 円(本体3,500円 + 税) A5判 並製 276頁
ISBN978-4-7911-1154-1〔2025〕
Contents
第Ⅰ部 援助関係
第1章 はじめに
第2章 治療効果
第Ⅱ部 治療スキル
第3章 正確な共感
第4章 受容
第5章 肯定的配慮
第6章 誠実さ
第7章 フォーカス
第8章 希望
第9章 引き出す
第10章 情報と助言の提供
第11章 複雑さの向こう側
第Ⅲ部 学習,研修,臨床科学
第12章 専門性を高める
第13章 治療スキル
第14章 より広い臨床科学に向かって
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