分裂病/強迫症/精神病院(2000)(品切れ)
中井久夫共著論集
本書は、中井氏が自ら「自己の到達点」であり「第一線最後の論文として、それまで経験しなかったほど全力を注いだもの」と言い切る珠玉の論集である。分裂病、強迫症の長期にわたる縦断的、客観的、詳細な研究は他に類を見ない。その中で、中井氏が開発した長期にわたる症状推移を明確に図上に表現するグラフ形式も初めて公開される。神戸大学退官時、中井氏が心血を注いだ集大成的論集!
高宜良、
住野公昭、
高谷育男、
内藤あかね、
中井久夫、
永安朋子 著
定価 3,630 円(本体3,300円 + 税) A5判 上製 216頁
ISBN978-4-7911-0426-0〔2000〕
Contents
はじめに
精神分裂病の回復遷延例とその回復律速要因について
強迫神経症患者の全生活の縦断的研究―特にその回復過程の顕在化をめぐって―
長期経過における超短期挿間
精神病院における沈澱現象とその動態:兵庫県一地域における定量的研究