精神科治療薬の処方ガイドライン[モーズレイ2001年版](2001)(品切れ)
本書は、精神科治療薬の使用方法を詳細かつ実践的に解説した、世界的に使用されている由緒ある処方ガイドラインである。SDAやSSRI、SNRIといった薬についても詳しく使用方法が解説されており、最近これらの薬が続々と登場しているわが国の医師にとって極めて役に立つ。なお一般臨床医、薬剤師にとっても役立つよう配慮されている。関係者必携!
D.テイラー他編著 鈴木映二、八木剛平監訳
定価
3,080 円(本体2,800円 + 税) B5判変形(220mmX160mm) 並製 248頁
ISBN978-4-7911-0452-9〔2001〕
Contents
I 向精神薬の処方における原則
一般原則
ラボ検査によるモニターの使用
ラボ検査とそれらの精神科における関与
向精神薬と抗てんかん薬の血漿濃度のモニタリング
精神科における脳脊髄液検査
精神科における脳波
新しい抗精神病薬-推奨されるモニタリング
II 精神病の治療
抗精神病薬-処方の原則
抗精神病薬-簡単なプロフィール
精神分裂病と精神病に対するプライマリ・ケアでの処方の心がけ
精神分裂病の薬物療法
精神分裂病の治療
初発精神分裂病-プロトコル
初発精神分裂病-メモ
精神分裂病の再発,または急性増悪
精神分裂病への処方-定型抗精神病薬の使い方
クロザピンの適正使用
治療抵抗性精神分裂病-クロザピンに代わる選択肢
デポ剤
抗精神病薬の注射デポ剤
クロザピン-処方例
非定型抗精神病薬-投与増量法の詳細
非定型抗精神病薬-経費を最小限にするために
抗精神病薬の等価換算表
抗精神病薬-最大投与量
経口/非経口投与の等価換算表
III 感情障害の治療
抗うつ薬-三環系抗うつ薬
抗うつ薬-SSRI
抗うつ薬-MAOI
抗うつ薬-その他
プライマリ・ケアにおけるうつ病-処方の黄金律
うつ病の薬物療法
難治うつ治療への提案
抗うつ薬-変更と中止
抗うつ薬の心臓への影響
抗うつ薬による低ナトリウム血症
電気けいれん療法と向精神薬
躁病急性期または軽躁の治療
気分安定薬
急速交代型双極性障害の治療アルゴリズム
IV 不安の治療
不安障害の治療
睡眠薬
ベンゾジアゼピンの経口等価量
ベンゾジアゼピンの経口/非経口等価量
V 特殊な患者群の治療
小児精神障害の治療
高齢者
妊娠と授乳
身体疾患の合併
心血管疾患
肝障害
腎障害
医学的治療の精神症状への影響
神経精神学的疾患
アルコールおよび物質乱用
オピオイド依存に対する処方
アルツハイマー病と痴呆
アルツハイマー病の薬物療法
てんかん
てんかん患者に併発する精神症状の治療
てんかんにおけるうつ病と精神病の治療
てんかんにおける不安障害の治療
てんかんにおける他の精神疾患の治療
標準的な抗てんかん薬の使用
新しい抗てんかん薬の使用
精神科領域における抗てんかん薬の重要な相互作用
ジラ・デ・ラ・トゥーレット症候群
頭部外傷および後天性脳損傷
多発性硬化症
パーキンソン病
ポルフィリン症
脳卒中
VI 医学的/精神科的救急への対応
パラセタモール単剤の中毒の治療
不穏・暴力の急性期
急激に鎮静させる場合-モニターすべき項目
急激に鎮静させる場合-起こりうる問題への対処法
フルマゼニルを使用する際のガイドライン
クロピクソールアクファーゼ(ズクロペンチキソール酢酸)の使用のためのガイドライン
VII 向精神薬の有害作用
向精神薬による患者の体重変化管理のためのガイドライン
向精神薬を使用している患者
向精神薬と体重変化
抗精神病薬と体重増加
処方医へのアドバイス
患者と家族へのアドバイス
抗うつ薬-関連した有害作用
抗精神病薬の有害作用
抗精神病薬-関連した有害作用
クロザピン-有害作用の管理
クロザピン-深刻な有害作用
抗精神病薬によるアカシジアの治療アルゴリズム
抗精神病薬誘発性の症候性高プロラクチン血症の治療アルゴリズム
悪性症候群
遅発性ジスキネジアの治療アルゴリズム
付録
I. 精神科における抗生剤の使用
II. サービス利用者とのコミュニケーション
日本語版付録