脳波記録の波形をどういう所見としてレポートするか。これは脳波判読医の仕事である。レポートに記された所見をどう解釈するか。これが主治医の仕事である。脳波の読み方を説いた成書は多いが、レポートの読み方を正面から取り上げたものは少ない。本書は、脳波レポートを書く筆者が、レポートを読む臨床家、看護婦、検査技師、患者ご本人やご家族のために記した「脳波レポートの読み方」であり、所見・判定の背後にどういう事実を想起すべきかを説いた有用な書である。
齋藤正範著
定価
4,180 円(本体3,800円 + 税) B5判 並製 152頁
ISBN978-4-7911-0454-3〔2001〕