在院日数短縮化をめざして

〈QOL向上のために〉

身体疾患にうつ病やせん妄が合併すると、 入院期間が延長することが知られている。 本書は、 リエゾン精神科医によってそれら精神症状の早期発見・予防を行うことが、 在院日数の短縮化という医療経済上の課題に応え、 そして何より患者のQOLの向上につながることを、 統計上からも論じ、実証したものである。

保坂隆監修

定価 2,420 円（本体2,200円 + 税）　A5判　並製　104頁
ISBN978-4-7911-0482-6〔2002〕

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【第1章】合併するうつ病を早期発見・早期治療せよ

　　1．身体疾患患者のうつ病合併率　　保坂隆・佐藤武

　　2．うつ病と在院日数　　青木孝之・渡辺俊之・保坂隆

【第2章】せん妄を予防し早期治療せよ

　　1．身体疾患患者のせん妄合併率　　佐藤武・岸泰宏・保坂隆

　　2．せん妄と在院日数　　青木孝之・渡辺俊之・保坂隆

【第3章】常勤の精神科医を確保せよ

　　1．医療経済的にみた精神科医の雇用　渡辺俊之・青木孝之・保坂隆

　　2．リエゾン精神医学の経済効率　　佐藤武・岸泰宏・保坂隆

【第4章】ツールを使え

　　1．うつ病スクリーニング・テスト　　保坂隆

　　2．せん妄スクリーニング・ツール（DST）　町田いづみ

　　3．INTERMEDの導入　　佐藤武・町田いづみ・保坂隆