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「宗教・多重人格・分裂病」その他4章(2003)(品切れ)

「宗教・多重人格・分裂病」その他4章
独創的で難解ともいわれる「ファントム空間論」で有名な著者の論考集。しかし、本書は本格的な研究論文というものよりも、エッセイ風で読みやすいものが多く、その自由な形式のゆえに、冒険的なアイデアや考えがストレートに表現されている。ことに標題の「宗教・多重人格・分裂病」と「カルテ記述」を論じた第3章は、その意味では特に刺激的で興味深い。安永ワールドの醍醐味が堪能できる注目の一冊。
安永浩著
定価 3,080 円(本体2,800円 + 税) 四六判 上製 240頁
ISBN978-4-7911-0505-2〔2003〕
品切れ
アマゾン楽天紀伊國屋


Contents
序  文 iii
第一章 宗教・多重人格・分裂病
第一部 宗教 
はじめに 
 その1 宗教(前篇)
一、宗教とはそも何?
二、神
ジレンマ/神と『パターン』/スーパーAと偶像崇拝禁止 
三、霊界(死後の世界)
自殺の罪/前世/序数と計量数 
四、求道者 
 その2 宗教(後篇)
五、組織 
六、修行 
七、祭儀
  供犠/賛仰 
八、遺伝子生物学的世界像
第一章(続)宗教・多重人格・分裂病
第二部 多重人格と分裂病 
第二部への前おき 
 その3 解 離
一、「解離」はわかりやすいか?
  私にとっての「解離」/二、三の問題意識 
二、「解離」体験を探る
  “Eve”症例より/私の“体験” 
三、懈怠|意識障害の第一軸 
四、夢幻と没入意識障害の第二軸、第三軸
  意識障害下の自己像 
 その4 多重人格 
五、解離された記憶の行き場所
  この項への前おき/この項の本論/図式背方と直背方 
六、身体図式・定位図式の生態|ラマチャンドランとギブソン|
  認知一般と自己・世界定位について/解離圏の身体現象 
七、多重人格の形成
  E2の背方迷入/eの前方遊離/第三の人格/非定型例と
  至近距離空間/至近距離空間/“e”というものの本態
第二章 臺論文に対する総論的コメント
第三章 臨床精神病理と記述の問題
カルテは如何にあるべきか 
大会プログラムに掲載の予告抄録 
はじめに 
一、従来の教育 
二、カルテ開示でカルテは萎縮する? 
三、デリカシーが踏みにじられる? 
四、精神科固有の困難 
五、大前提の瓦解 
六、経過記録 
七、プラスに生かす道 
八、カルテと共に 
九、エチケット 
十、内容基準 
十一、世阿弥 
十二、目前心後。離見の見 
十三、記憶の自己像 
十四、「書き足し」のこと 
結 語
第四章 慢性期の分裂病者
病棟での生活 
はじめに 
一、慢性期分裂病者は精神科医にとっての原罪である 
二、「慢性期」は治療の原点である 
三、慢性期患者の「個性的」多様性 
四、生活環境としての慢性病棟 
おわりに
第五章 「医者がどう考えるかは…」「バラスト」
精神科臨床における話しことばの具体例
あ と が き 
バルトークは木槌の響き 
O・S・ウォーコップ続報
  初 出 一 覧
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