毎年3万人以上の自殺者のうち7割近くがうつ病性疾患に罹患しているといわれ、精神科や一般診療科での適切な薬物治療が焦眉の急となっている。セロトニン・ノルアドレナリン再取り込み阻害薬(SNRI)ミルナシプランは、従来の抗うつ薬と同等の効果を有し、副作用は格段に少なく、心毒性をもつ従来の薬に比べ、安心して処方できる使いやすい薬である。ミルナシプランの臨床実践について現場の医師が症例を中心に詳しく紹介する。
樋口久、吉田契造編
定価
3,080 円(本体2,800円 + 税) A5判 並製 168頁
ISBN978-4-7911-0507-6〔2003〕