- はじめに
- 本書の守備領域
家族介護者の役割の多様性
言葉の選択
- 【第1章】家族および統合失調症に関する研究
- 統合失調症は神経生物学的な障害である
統合失調症の原因は家族にあるのではなく生物学的なものである
家族因子は回復過程で影響力をもつ
脱入院治療の動きは家族を介護者にする
新しい治療法は本人と家族に新しい役割をもたらす
家族は社会的・政治的な活動を通じて自分たちのニーズを知らせる
システム論に基づく家族療法は統合失調症には無効である
新しい家族介入は有効である
まとめ
- 【第2章】家族教育に関する研究
- 家族要因は教授可能な技能である
家族心理教育の効果
家族教育の効果
家族のニーズに関する調査
まとめ
- 【第3章】家族教育の原則
- 家族教育の利点
家族教育の目標
家族に内在する健全な力で打撃的ストレスに適応する
成人教育としての家族教育
教育と治療
まとめ
- 【第4章】家族が必要とする情報
- 教育的ニーズ:家族による評価
知識を増やすための情報
態度変容のための情報
必要な技能が何であるかを知るための情報
まとめ
- 【第5章】授業の形式と構造
- 教育,サポート,および問題解決方法の使い分け
受講者のニーズに適合した形式
家族教育の授業全般に適用される基本原則
授業の形式によって異なる基本原則
病気の本人を授業の対象としない理由
家族教育の具体策:授業環境の選択
家族教育の具体策:教室の設定
家族教育の具体策:授業スケジュール
家族教育の具体策:お茶菓子類の用意
まとめ
- 【第6章】受講者の募集と参加継続の促進
- 家族募集に関する考察
はじめて受講者を募集する際に考慮すべきこと
家族募集にあたり,考慮すべきこと
現在治療中の患者さんの家族から募集する
家族会の家族から募集する
一般の家族から募集する
受講者家族の募集の秘訣
家族との絆のために
異文化の背景をもつ家族との絆
まとめ
- 【第7章】家族教育における講師の役割
- 受講者との協力関係および教育への熱意
専門家としての情報提供とアドバイス
自分の人となりを出して親身になる
教師としての家族
病気の本人を治療しつつ,その家族を教育する
まとめ
- 【第8章】間接的治癒因子の活性化
- 家族の経験
情緒的サポートの提供
「ジャーニー・オブ・ホープ」のサポート:10原則
病気の人を捉える家族の視点をポジティブなものに変える
家族が自分たちやまわりを責める気持ちを軽減する
被害者意識から生還者意識への前進
病気との闘いを続ける力を見つける
家族教育の副作用
まとめ
- 【第9章】講義の仕方
- 講義の情緒的雰囲気
どのように講義の内容をまとめ,伝えるか
参加者との交流
予定通りに進める
学習を向上させるために言葉を選ぶ 1/現在の知識の限界を伝える
ビデオテープ,本,パンフレット
まとめ
- 【第10章】応用練習とディスカッションの方法
- 成人の学習方法
ディスカッションや応用練習への参加を促進する
応用練習の計画と進め方
焦点を絞ったディスカッションの進め方
オープンディスカッションの進め方
宿題の計画
参加を促す方法
まとめ
- 【第11章】受講者からの質問に対する答え方
- 質問についてのルール
質問に答えるときの一般原則
まとめ
- 【第12章】学習の妨げになる行動のコントロールについて
- 一般原則
遅刻者
制度への不満
時間の独占者
強烈な感情
危機
統合失調症を患っている本人からの干渉
社交的な集まり
まとめ
- 【第13章】統合失調症:脳の疾患
- 最初のクラス
講師の紹介
教育活動の初めに行なう課題
講義の課題
応用練習と焦点を絞ったディスカッション
まとめ
- 【第14章】原因と経過
- 講義の課題
応用練習と焦点を絞ったディスカッション
まとめ
- 【第15章】治療
- 講義の課題
応用練習と焦点を絞ったディスカッション
まとめ
- 【第16章】薬物療法
- 講師の資格
講義の課題
他の場所で取り扱うべき課題
応用練習と焦点を絞ったディスカッション
まとめ
- 【第17章】リハビリテーション
- 講義の課題
応用練習と焦点を絞ったディスカッション
まとめ
- 【第18章】家族の役割
- 講義の課題
応用練習と焦点を絞ったディスカッション
終了まとめ
- おわりに
- 解説つき文献リスト
引用文献
あとがき