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メラトニン研究の最近の進歩(2004)(品切れ)

メラトニン研究の最近の進歩
時差ぼけ、癌、アルツハイマー病、老化予防などに効く魔法の薬ということでアメリカなどで一大ブームを巻き起こしたメラトニン。しかし、作用・効果については科学的に解明されていない部分も多かった。わが国では、医学の立場から、メラトニンの基礎研究および実際の臨床場面における効果について、独自の研究が積み重ねられ、多くの成果が得られてきた。そして、ここにその全てがまとめられた。メラトニンの真の姿を解き明かしたわが国初の学術書! メラトニンは魔法の薬となりうるか!?
三池輝久、山寺博史監修 メラトニン研究会編
定価 4,950 円(本体4,500円 + 税) A5判 上製 268頁
ISBN978-4-7911-0530-4〔2004〕
品切れ
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Contents
 序  三池輝久・山寺博史
 イントロダクション  三池輝久・山寺博史

 
第 I 部 メラトニンの基礎

 
 第1章 メラトニンの化学…横山哲雄・山田尚登
1.メラトニンの代謝
2.メラトニンの化学的性質
3.体液中のメラトニン
4.メラトニンの測定

 
 第2章 自然界におけるメラトニンの分布…服部淳彦
1.脊椎動物におけるメラトニン(松果体とその他の器官)
2.脊椎動物以外の生物におけるメラトニン
3.シアノバクテリア(藍藻)はメラトニンが存在したおかげで生き残れた?

 
 第3章 メラトニン受容体の分子生物学…海老澤尚
1.高親和性メラトニン受容体の構造
2.MT1,MT2の発現部位と生理作用
3.メラトニン受容体後の刺激伝達経路
4.高親和性メラトニン受容体の多型

 
 第4章 メラトニンの生理作用,内分泌への影響について…友田明美
1.メラトニンの生理作用
2.メラトニン投与による内分泌
 下垂体ホルモン分泌への影響
 対象および方法
 結果
 考察

 
 第5章 メラトニンの生物時計への影響(哺乳類の場合)…海老原史樹文
1.概日リズムへの影響
 メラトニンによる活動リズムの同調
 メラトニンの作用部位:視交叉上核
2.季節性リズムへの影響
 メラトニンの作用機序:隆起葉

 
 第6章 メラトニンの生物時計への影響(ヒトの場合)…本間研一・橋本聡子  
1.サーカディアンシステムにおけるメラトニンリズム
 生物時計の針としてのメラトニンリズム
 メラトニンリズムと季節変動
 メラトニンリズムと睡眠覚醒リズム
2.内因性メラトニンの役割
 睡眠誘発作用
 深部体温低下作用
 生物時計同調作用

 
 第7章 高照度光とメラトニン分泌…山田尚登
1.光照射の生体への影響
2.光と松果体・メラトニン合成との関連
3.光のメラトニンに対する効果
 メラトニン抑制に及ぼす光の急性効果
 メラトニンに影響を及ぼす日中の光環境
 生体時計に及ぼす光の効果
4.メラトニン抑制における光の強さと性質
 メラトニン抑制に必要な光の強度
 メラトニン抑制における光の波長
 網膜の感受性
 メラトニン抑制に影響を与える薬物
5.メラトニン抑制と疾患

   
第 II 部 メラトニンの治療への応用

 
 第8章 小児神経疾患にみられる睡眠覚醒リズム異常への
     メラトニンの効果…宮本晶恵・沖潤一
1.睡眠覚醒リズム障害の分類と尿中aMT6s動態
2.結果
3.メラトニン治療
4.考察

 
 第9章 重症心身障害児におけるメラトニン治療…田中肇・長和彦
1.メラトニン治療の臨床的検討
 メラトニン治療対象症例
 メラトニン治療の方法
 メラトニン治療の結果
 睡眠障害治療の随伴症状への影響
2.メラトニンとbenzodiazepine系薬剤の中枢神経系に対する影響
    ―動物実験での検討―
 実験方法
 実験結果
 メラトニンとbenzodiazepine系薬剤の睡眠誘発機序
3.メラトニンのbenzodiazepine系薬剤との併用の意義
  ―ポリグラフィでの検討―
 対象症例と方法
 ポリグラフィ結果

 
 第10章 睡眠障害をもつ自閉性障害へのメラトニン治療とその効果…石崎朝世
1.治療の実際
2.症例

 
 第11章 Angelman症候群にみられる睡眠覚醒リズム障害への
     メラトニンの効果…田中総一郎
1.Angelman症候群
2.睡眠障害
3.ホルモン分泌リズム
4.病態と治療

 
 第12章 レット症候群へのメラトニンの影響…野村芳子
1.メラトニンと睡眠障害
 RTTの睡眠覚醒リズムの障害及び睡眠中の異常行動
 RTTに対するメラトニンの効果
 メラトニンとRTTの睡眠障害に関する考察
2.メラトニンと側弯
3.結論

 
 第13章 睡眠障害・小児型慢性疲労症候群とメラトニン…三池輝久
1.睡眠障害と疲労
 子どもたちの睡眠障害
 睡眠障害の医学的評価
 睡眠障害と生体リズム
 睡眠障害と深部体温日内リズム
 睡眠障害とホルモン分泌
 時差ぼけと睡眠障害
 非定型的慢性的時差ぼけ状態
2.メラトニンの臨床応用
 メラトニン
 メラトニンの作用
 メラトニンと自律神経機能
 メラトニンと臨床的適応
 メラトニン治療

 第14章 時差症候群に対するメラトニンの効果
     …伊藤洋・林田健一 石野裕理・高橋敏治・佐々木三男
1.時差症候群の症状とその成因
2.時差症候群の治療原則
3.メラトニンによる時差症候群の早期解消に関する研究
 研究方法
 結果
 考察

 
 第15章 成人の睡眠覚醒リズム障害に対するメラトニンの効果…内山真
1.睡眠相後退症候群と非24時間睡眠覚醒症候群
2.DSPSとnon・24の病態生理
3.睡眠覚醒リズム障害へのメラトニン作用
4.メラトニンによる睡眠覚醒リズム障害治療の実際
 睡眠相後退症候群
 非24時間睡眠覚醒症候群
5.メラトニンの副作用と睡眠覚醒障害治療における問題点

 
 第16章 高齢者不眠に対するメラトニン製剤の効果…井上雄一
1.メラトニンの睡眠効果とその作用機序について
2.高齢者不眠は概日リズム障害と関連した病態なのか?
3.メラトニンによる高齢者不眠治療の効果と適応
4.その他

 
 第17章 アルツハイマー患者における高照度光療法とメラトニン…伊藤敬雄・山寺博史
1.研究対象および方法
2.結果
3.考察

 
 第18章 季節性感情障害に対するメラトニンの影響…山田尚登
1.季節性感情障害とは
2.SADにおけるメラトニンの異常
 SADにおけるメラトニンの分泌
 メラトニンの濃度と臨床症状
 SADにおけるメラトニンの位相の異常
 SADにおける位相と臨床症状
 SADにおける光感受性
 SADのメラトニン仮説
3.SADに対する薬物の影響
 メラトニン
 β-ブロッカー
 選択的セロトニン再取り込み阻害薬(SSRI)及びその他の薬物

 
 第19章 特発性側弯症の病因とメラトニン療法…町田正文
1.特発性側弯症
 概念
 基礎研究
 臨床研究
2.特発性側弯症とメラトニンとの関連性
 基礎研究
 臨床研究

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