1996年に発売されたリスペリドンは、いまや統合失調症の第一選択薬として確固たる位置についている。しかし現在でもリスペリドンの効能や使い方を会得している医師は多くない。本書は発売当初からリスペリドンを手探りで使用してきた著者らの実践を症例中心に紹介し、陰性症状・認知機能障害への効果、副作用の少なさ、Quality of Lifeの向上という大きな利点をもつリスペリドンの機微を解明する。
上田均、酒井明夫著
定価
3,080 円(本体2,800円 + 税) A5判 並製 220頁
ISBN978-4-7911-0536-6〔2004〕